GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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ヘリコニア:風変わり(レッド)

 晩夏の風が弱まって、少し秋めいた夕方の風が吹く時間になると、レッドがサニーを訪ねてくる。
 もちろんお目当てはサニーだけでなく、サニーの作るお菓子。
 サニーはこっそりケーキを焼いているはずなのに、レッドは素早く嗅ぎつけてやってくるのだ。
「まあ、別にかまいませんけどね」
 最初は風でケーキの匂いでも漂ってやってくるのかと思ったがそうではないらしい。
 だって和菓子のようにほとんど香り付けをしないお菓子の日だってやってくるのだから。
 中庭のテーブル、その中央にはサニーが焼いたカスタードクリームのたっぷり入ったマフィンが山積みになっている。
 紅茶用のお湯が沸くのを待っているあいだに、マフィンの飾り付けにしようかと思ったチョコチップをサニーが口に入れた。
「入れるのを忘れちゃったわね。次のケーキに使えばいいわ」
 チョコチップが5つほどなくなるころにお湯が沸いた。
 暦の上では秋とはいえ、夕方でもまだ熱い紅茶は似合わない。
 サニーは大き目のクリスタルポットに大量の氷を入れ、アイスティーを作る。
 それにグラスとガムシロップ、それからスライスしたレモンとミルクをトレイに乗せて中庭へ戻った。
 すでにマフィンはレッドによって半分近く平らげられている。
「もうっ!」
 サニーはやや乱暴にトレイをテーブルに置き、アイスティーをレッドに差し出した。
「どうしてレッドさまは待つことができないんですか」
 黙々とマフィンを口に運んでいたレッドが意外そうにサニーを見る。
「私はイヌではない。目の前に菓子を出されておあずけなどお断りだ。どうせ私のために焼いたのだろうが」
 勝ち誇ったようなレッドの言葉にほんの少しカチンとくる。



「違いますよーだ」
 サニーは心にもないことを言って、べーと舌を出した。
 そのとたん、レッドがサニーの舌を軽く舐めた。
「きゃ…!」
 驚いたサニーにレッドはニヤリと笑う。
「チョコレートの味がするな。貴様だって待ちきれなくてつまみ食いしてきたのではないのか?」
「どうせ私の分は残ってないでしょうから」
 頬を赤らめてそっぽを向くと、レッドはマフィンを手に取り半分に割って舌先でクリームを舐めとった。
 意味ありげにサニーのほうへ舌を突き出す。
 サニーはなんのためらいもなくレッドの舌からクリームを舐めた。
「私が焼いたマフィンなのにクリームだけなんてひどいんじゃありません?」
「私にチョコレートをくれたら、チョコカスタードクリームにしてやってもいいぞ」
 サニーはポケットにあったチョコチップを口に頬張った。
 レッドはもう一度マフィンからクリームを舐め取る。
 ごく自然にふたりの唇が重なって…チョコレート味のカスタードクリームが互いの口内に広がった。
 ずいぶん風変わりなキスの仕方もあるものだと、サニーは心の中で笑っていた。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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