GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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攻防戦(樊瑞)

 今日はアラスカ支部のほうへ出かけていた樊瑞が戻ってくるはず…サニーは自分の仕事を終えるといそいそ樊瑞の私室へ向かう。
 いちおうカギはかかっているが、手馴れたものとサニーは小声で呪文を唱える。
「魔女にこんなカギは通用しませーん」
 にんまりと笑ってノブを回す。
 分厚いカーテンで閉じられた室内は薄暗い。そこへ一歩足を踏み入れてサニーはギョッとなった。
 椅子にだれかが座っている…よもや樊瑞が早々と戻ってきたのだろうか…?
 恐る恐る近づいて、カーテンを開いたサニーはほっと胸を撫で下ろした。
「あー驚いた」
 そこに座っていたのは以前サニーが使ったのと同じ人形。(先手必勝参照のこと)ご丁寧に樊瑞と同じような髭を蓄え、ピンクのマントまで羽織っている。
「いやあね、樊瑞さまにそっくりじゃないの」
 顔は似ても似つかないが、暗がりで見れば一瞬樊瑞と間違えかねない代物だ。
「私は仮眠させていただくけど、あなたとベッドを共にするつもりはないわよ」
 サニーは人形の鼻を軽くつつき、隣の寝室へ向かった。
 おそらく昨日エージェントが掃除をしたのだろう寝室は、ベッドもきちんと整えられており、いつもならわずかに漂っている樊瑞の日向臭い体臭すら消されていた。
「あらら、先を越されちゃったわね」
 少し唇を尖らせたが、すぐに気を取り直し服を脱ぎ始めた。

 なんのためらいもなく、傍のテーブルに脱いだものを積み上げクローゼットを開く。
 そのとたん樊瑞の字で書かれたメモが飛び込んできた。
【サニーよ、お前のために別のシャツを用意しておいたから、そちらを使いなさい】
 見ればハンガーに樊瑞のものよりもずっと小さなシャツがかけられている。
 いつもシャツを無断借用しているサニーのために、わざわざ樊瑞が用意したらしい。
 これでサニーの頬は一気に膨れ上がった。
「んもう、樊瑞さまったら!」
 小さなシャツには目もくれず、大きな樊瑞のシャツを取って素肌にまとった。
「どうして私が樊瑞さまのシャツを借りていると思ってるのよ」
 袖はサニーの指先まで隠し、裾はサニーの下着から腿の半ばまでを覆うほどのシャツ…幼いころから樊瑞が留守になるとシャツを引っ張り出してきて身につけていた。
 樊瑞に包まれているような気持ちになれるから…。
「女心がわかっていらっしゃらないわね」
 小さく毒づいてきれいにメーキングされたベッドに入る。
 ふと気づくとなぜか枕がふたつあった。
 枕の上にやはりメモが置かれている。
【サニーよ、お前の枕も用意したからワシの腕枕は勘弁しておくれ】
「もうっ!」
 ことごとく先を越され、サニーはイライラしながらベッドの上に座り込んだ。
「人形だとかメモだとか…いいわ。樊瑞さまがそうなさるのなら、私だってここのベッドの中で樊瑞さまを待つんだから。今度は私が樊瑞さまを驚かせる番よ」
 そうしてサニーは自分用の枕を抱え、樊瑞が入ってくるであろう寝室のドアを見つめていた。
 足音が近づいている…。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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