GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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私のネコはどこですか?

 訓練を終えた幽鬼はひどく疲れた表情で回廊を歩いていた。
「更なる能力を引き出すため」という理由で、脳を弄くられるような感覚はいつまで経っても慣れることができない。
 第一、孔明は子供だからと手加減してくれるような人間ではないし。
 足元がふらふらする…とうとう床に手をついてしまったとき、目の前に不思議なものが見えた。
 グレーの…それは動物の足。
 顔を上げると、どこから入ってきたのか1匹のネコがわずかに首をかしげて幽鬼を見ている。
「…ネコ?どうして…」
 そのネコの姿にオーバーラップするように、今度は人間の足が視界に入ってきた。
 とたんにネコは身構えて人間…孔明を威嚇する。
 孔明は不機嫌そうな表情でネコを見下ろした。
「どこから迷い込んだのですかな?それとも連れてきたので?」
 そう言って厳しい目つきで幽鬼を見る。幽鬼は反射的に首を振っていた。
 そのあいだもネコは全身の毛を逆立て、いつでも孔明に飛びかかれる準備をしている。
「生意気ですな」
 孔明が軽く足を動かした。
 ネコを蹴飛ばすつもりなのだろうが、あの先のとがった沓で蹴飛ばしたらネコはただではすまないだろう。
 幽鬼がネコへ手を伸ばすのと、背後から声が聞こえたのは同時だった。
「勘弁してくれたまえ、策士。部屋のドアを閉め忘れたら出ていってしまったのだよ」
 振り向いた幽鬼の目に見慣れたクフィーヤが映った。
「セルバンテス殿、このネコはあなたのですかな?」
「いかにも。シャムの血統書つきだ…怪我をさせたら相応の代価をいただくよ?」
 孔明は不機嫌な表情のまま小さくうなずいた。
「けっこう。今後は管理にお気をつけいただきたい」
 そうしてさっさと立ち去っていった。

 幽鬼は孔明などにかまわず、そのネコを捕まえようと手を伸ばす。
 ネコは興奮しているのか、いきなり幽鬼の手に噛みついた。
「痛っ」
「おやめ、ココ」
 セルバンテスはネコを抱き上げ、もう片方の手で幽鬼を軽々と抱えた。
「お、おじさん」
「歩けないようだからね。ココのお詫びに私の部屋でお茶でもどうかな」

 セルバンテスの部屋には床一面に、豪奢なラグが敷かれていてセルバンテスはたいてい椅子ではなく、ラグの上に座っていた。
 今、ネコはそのセルバンテスの膝に抱かれて甘えている。
 幽鬼はちょっとうらやましそうにネコを見ていた。
「策士殿はネコがお嫌いのようだ…幽鬼くんは?」
「え?うん…嫌いじゃ…ない」
「触ってみたい?」
 幽鬼はこくんとうなずくが、ネコは幽鬼が手を伸ばすとフーッと威嚇する。
「俺のこと…嫌いなのかな…」
「そうじゃないよ」
 セルバンテスはネコをなだめるように撫でてやる。
「ネコは子供が大好きだよ。でも…幽鬼くんが自分のことを好きかどうかわからないから、様子を見ているのさ」
「俺、好きだよ?」
 幽鬼がそう尋ねるとセルバンテスは微笑んで首を振った。
「幽鬼くんがまだネコに対して心を開いていないからじゃないかな」
 そう言われて…幽鬼は心の中でネコに挨拶してみた。
 ネコはセルバンテスの膝から頭だけを持ち上げ、ちょっと億劫そうに幽鬼を見て「ニャア」と鳴いた。
 幽鬼は少し笑い、セルバンテスを見上げた。
「おじさん、明日またきていい?」
「もちろんだとも」
 心配して迎えにきたカワラザキに連れられて、幽鬼が去っていったあとでセルバンテスは膝の上にネコに話しかけた。
「ココ、明日は触らせてあげるかい?フフ、いつかあの子の膝の上に乗ってあげるんだよ…」
 ネコがわかったというようにもう一度鳴いた。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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