GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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夏の挑戦

 どんなに暑い夏でもサニーちゃんは元気だった。
 編集者の幻夜を後ろに控えさせた樊瑞から、アイスキャンデーをもらうと外へ出かける。
 直系寺へ遊びにいこうか、それとも幽鬼の花屋をのぞいてみようか迷っていたら、いつもの通りで屋台と格闘している中条を見つけた。
「おじさま、こんにちはー」
 冬に「おでん 燗酒 中条」と書かれていたのれんが、今は「やきとり 冷ビール 中条」に変わっている。
「やあお嬢ちゃん、こんにちは」
「なにしてるの?」
「ふむ、ちょっと新しい屋台の調子が悪くてね…火力が強すぎるようだ。呉先生がいれば見てもらうのだが、夏期講習とやらで忙しそうだしね」
 ちなみにこの屋台は冬のものとは別物らしい。
「そういうの、レッドさま得意だよ?」
 いくつものバイトに就いては辞めているレッドは、様々な資格を100近く持っているのだ。
 ヤキトリを焼く予定である炭火の網の上では、試験的に置かれたトウモロコシが香ばしい匂いをさせて焼けている。
「ふむ、レッドくんか…」
 中条はしばらく考えていたが、焼けすぎてしまいそうなトウモロコシを炭火から下ろし、サニーにくれた。
「わぁい、トウモロコシだー」
 中条の横にちょこんと座り、皿に乗せられたトウモロコシを一生懸命冷まそうと口で吹く。
「お嬢ちゃん、アパートへいってレッドくんを呼んできてくれるかな?」
 サニーはあどけない顔でトウモロコシを食べながら答える。
「呼びにいかなくてもくるよ?」

 そうしてちょっとだけ大きな声を出した。
「レッドさまー、おいしいトウモロコシあるよー」
 あるよー、のある、の段階で屋台の前に影が下りてきた。
「ほほう、トウモロコシか」
 もちろん食べ物のこととなると見境のなくなる男、レッドである。
「ね?」
 5歳にしてレッドの扱いを心得ているあたり、侮れないサニーである。
 そしてサニーなど眼中にないように、なんのためらいもなく網の上へ伸ばそうとするレッドの手を、中条がぐっとつかんだ。
「もちろん進呈しよう。だが火力の調節がうまくいかないのでね、それを見てほしいのだよ」
「貴様…この私をトウモロコシで釣ろうという気か」
「ビールとヤキトリの無料券もつけよう」
「承知した」
 食欲の前にポリシーはないようだ。
 レッドは屋台の前に屈みこむと、ブツブツと言いながらあちこち弄繰り回し、あっという間に直してしまった。
「おお、素晴らしい」
「フン、私の手にかかれば朝飯前よ」
 当然というように中条に手を差し出し、焼きたてのトウモロコシを乗せられた。
「熱ぁー!」
 それでもトウモロコシを落とすことはなく、レッドは再びどこかへ姿を消した。
「すごいね、おじさまの屋台ってなんでも作れちゃうのね」
「はっはっは、まあね」
 得意げな中条にサニーの目が輝く。
「ね、ね、この屋台でカレー作ったらどうかなぁ?サニーね、カレー大好き。夏だってカレーおいしいでしょ?きっと売れると思うの!」
「ふむ、カレー屋台か…」
 なんとなく納得してしまいそうな中条だが、待て!これは孔明…いや、サニーの罠だ!

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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