GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

惚れた弱み(残月)

 サニーに好きな男がいるらしいというのは薄々感づいていた。
(サニーの相手はだれなのだ?)
 それは自分ではないかもしれない。
「サニー、オペラのチケットがあるのだが一緒にどうかな?」
 なのにそう言って水を向けるとサニーはうれしそうに笑って承諾するのだ。
「まあうれしい!おめかししないと」
 そんな言葉を返されると少しは自惚れもするというものだ。
(今夜のオペラで問うてみようか)
 残月はそんなことを考えながら、自分も身支度を整えてサニーを迎えに出ようとした。
 そこへサニーのアシスタントが申し訳なさそうにやってくる。
「大変申し訳ないことですが…サニーさまは急な任務が入られて、今宵のオペラはご一緒できないとのことでございます」
「そう、か…任務とあれば致し方あるまい。気をつけるようにと伝えてくれ」
「承りました」
 アシスタントが下がってから残月はチケットを取り出した。
 このまま捨ててしまうのも腹立たしいと、ヒィッツカラルドに割増の値で売りつけてやった。
(まあ、また機会はいくらでもあろう)
 夜になり、ふと通りかかったサニーの執務室に明かりがついているのに気づいた。
(ふむ、もう戻って報告書でも書いているのか?)
 労を労おうとして…残月の身体が硬直した。
 カーテン越しに映る影はふたつあった。そのひとつは…明らかに男のもの。
 任務そのものが嘘だったとは考えたくない。考えたくはないが…残月の胸が激しく痛んだ。
 ふたつの影が重なり合う前に、残月はその場を足早に離れた。

 翌日、サニーが昨夜の詫びにと残月の部屋を訪れた。
「いや、気にしなくてよい。また次の機会に出かけよう」
 少し心配そうだったサニーの表情が明るくなる。それからはにかんで言葉を続けた。
「あの…残月さまは好きな女性がいらっしゃいます?」
 笑ってごまかしたが、それをサニーだとはこの場では言えなかった。
「もしその方に求婚するとしたら、残月さまならどうおっしゃいます?」
 ありきたりな、陳腐な言葉しか浮かばない。それでもサニーは満足したようだった。
「やはり…男の方ってそういう言葉を選ばれるのですね」
「求婚されたのか」
 残月の鼓動が速くなる。
 サニーは頬を赤らめ小さくうなずいた。
「なによりだ」
(これが…惚れた弱みというやつか)
 今さら出せない言葉、取り返しのつかない思い…好きであるがゆえに奪うこともできない辛さ。
 サニーは残月に挨拶すると、外で待っていた男の元に駆け寄っていく。
 黄昏の中、両手を広げてサニーを受け止めるその男の顔は…。

 軽く揺すられて目が覚めた。
 ドレスアップしたサニーが唇を尖らせて、椅子で転寝していた残月を見ている。
「ひどいわ、残月さまったら。お約束の時間はとっくに過ぎてましてよ」
「あ、ああ、すまぬ…」
 それからサニーは一転して笑顔になった。
「お疲れでしたら、今夜のオペラはまたにしましょうか?」
「いや、まだ十分間に合う。出かけよう」
 残月は上着を手にしながら、サニーの肩に手を回した。
「サニーには今宵、聞きたいことがあるのだ。それから…言いたいこともな」
「あらっ、なんでしょう?ちょっとドキドキしますわ」
 きっとサニーの好きな相手は自分だ、残月はなぜかそう確信していた。

*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

Menu

FC2カウンター

プロフィール

まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

最近の記事

フリーエリア

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。