GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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犯罪界の…

 大怪盗セルバンテスの屋敷に負けずとも劣らずといった豪奢な応接室。足音を吸収する毛足の長いじゅうたんに置かれた椅子に腰掛け、ブランデーのグラスを弄ぶ男がいた。
 そしてその前にはレッドが不遜な表情で立っている。
「なるほど…お話はよくわかりましたよ、レッド殿」
 男…孔明はテーブルの上にグラスを置き、唇の端を歪めた。
「しかしあなたはセルバンテス殿の手下ではありませんでしたかな?彼を裏切って、私のところへきていてよろしいので?」
 レッドの表情が不機嫌なものになる。
「その言葉、聞き捨てならんな。まずひとつ、私は奴の手下などではない。ふたつめ、裏切るという言葉は当てはまらぬ。私は…金になるか気に入った仕事の側につくだけ…む?」
 レッドは言葉を切り、いきなり窓を開け放つと植え込みに向かってクナイを投げつけた。
 きちんと手入れされた植え込みを荒らされ、孔明もさすがに眉をしかめる。
「どうしました?」
 レッドは答えず、植え込みのあたりを探ってクナイを何本か回収した。
「ネズミが立ち聞きしていたようだな…だが仕留めただろう。そう遠くにはいけまい」
「後は追えないのですか」
「見事に血の跡を消している…ただのネズミではなさそうだ」
 孔明はトレードマークである羽扇を揺らめかせた。
「セルバンテス殿の手先、でしょうかね…もっとも、私はなにも困りませんが。困るのは…次にセルバンテス殿から狙われるあなた、ですか」
 レッドが小さく舌打ちして孔明をにらみつけるが、孔明はやはり薄笑いを浮かべているだけだった。

 幽鬼と残月の住むアパートへ、いつものように情報屋のヒィッツカラルドがやってきたのは昼過ぎだった。
「む、珍しいな、こんな時間に」
 ヒィッツカラルドは帽子を取ると…そのまま幽鬼の腕の中へ倒れこんできた。
「おっ、おい!」
 すかさず残月がヒィッツカラルドの上着を脱がせる。背中に多数の傷が見止められた。
「フ、フフ、すまん…な。ここまでくるのが…やっと…」
「しゃべるな。すぐに手当てする」
 残月は傷を確認して毒で傷つけられたのではないと安心した。幽鬼が連れてきたカワラザキがヒィッツカラルドをソファに寝かせ、手早く手当てしていく。
「マスク・ザ・レッドが…とんでもない奴と…つながっていた…」
「とんでもない奴?」
「しかし奴はセルバンテスの…」
 なんとか情報を伝えようとするヒィッツカラルドをカワラザキが制止する。
「しゃべってはいかん。しばらくくらい待てんのか」
 ヒィッツカラルドは苦笑し、幽鬼にメモとペンを求めてそれに走り書きをして渡した。
 程なく鎮痛剤が効いてきてヒィッツカラルドは眠りに落ちる。かろうじて一命は取り留めたようだと安堵し、幽鬼と残月は改めてメモを見た。
「…諸葛亮孔明…」
 残月が煙管の煙を大きく吐き出す。
「犯罪界のナポレオン、か…」
 ふたりは顔を見合わせ大きくうなずいた。
「なにやら…」
「厄介なことが起きそうだな…」

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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