GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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お見舞い

 春の名残風邪は治りにくい。サニーもここ数日ベッドから出られない日が続いている。
 熱に浮かされたせいか、おかしな夢を見た。
 残月に抱かれている夢など…驚きで目が覚めて飛び起きた。
 改めて思い出すと恥ずかしさばかりが起こってくる。
「な、な、なんて夢見たのかしら…」
 銀色の髪に空よりも明るい青い眼…よくよく考えてみれば、それは本当に残月だったのか。
「考えてみたら、私、残月さまの素顔って見てないじゃないの。夢の中に出てきた人が残月さまかどうかなんてわかんないし…あれ?でもエージェントやアシスタントでもないわね。もうっ、熱のせいで大変な目にあったわ」
 小さく悪態をつきながら、枕を抱えてもう一度横になる。
 そのとたんノックがあった。
「はーい」
「残月だ、入るぞ」
 サニーが身構えるより先にドアが開き、覆面姿の残月が入ってきた。
「風邪を引いたと聞いてな、見舞いにやってきた。熱が下がったのなら退屈しのぎにいいかと思い、本を持ってきた」
 サイドテーブルに短い話がたくさん詰まっている本を何冊か置く。
 そうしてベッド脇の椅子に腰掛けた。
「たいしたことはないんです。ただ、やっぱり熱がちょっとあったので大事を取るようにとアシスタントからお願いされてしまって」
 そこでサニーはふと、あることを思い出した。
「残月さま」
「む?」
「サニーって呼んでいただけます?」
 恋人として心細かったのかと残月は苦笑し、サニーの耳に口を寄せてささやいた。
「サニー」
 見る見るうちにサニーの顔が赤くなっていく。

「きゃーっ!きゃーっ!」
「ど、どうした?」
 夢の中のあれは残月なんかじゃないと言い聞かせていたが、抱きしめられ吐息混じりに耳元にささやいた甘い声は…紛れもなく残月のもの。だとしたら、あれはやはり残月ということになる。
 上掛けで顔を覆ってわめくサニーに焦り、残月はその身体を支えた。
「まだ熱があるのかもしれん…寝ていろ」
 触れられるその手すら恥ずかしくなってしまう。
「ざ、残月さま」
「なんだ」
「残月さまの髪や目の色を、私は存じませんけれど…差し支えなければ教えてください」
 残月はあまり触れられたくない自分の身体のことを尋ねられ、ほんの少し顔をしかめた。しかしサニーが切ない目で見るので断れない。
「私は…事故で色素を壊してしまったのでな、髪は白に近い。目も薄い青だ」
「いやーっ!」
 再びそう叫んで顔を覆ったサニーをどうしていいか、残月は困惑する。
「ど、どうしたのだ、先ほどからいったい…」
 ややあってからサニーは少しだけ顔を出し、小さな声で告白した。
「あの、あの、私…」
「うん?」
「夢の中で、残月さまにおあいしたのです…先ほど残月さまがおっしゃったままの容姿の残月さまに」
 それだけのことかと残月は安堵の息を漏らし、椅子に座りなおした。
「そうか…もしかしたらサニーを案じて夢に出たのやもしれんな」
 さすがにその男に抱かれたなどとは言いにくい。サニーは小さな声で礼を述べた。
「ご心配、ありがとうございます…」
 残月はサニーに顔を寄せ、先ほどのようにささやく。
「どうせ夢に出たのなら…サニーを抱いてしまえばよかったな…」

「きゃーっ!」
 サニーは叫んで飛び起きた。
 夢の続きであったかと深呼吸するが…サイドテーブルには本が乗っていて、残月が見舞いにきたのは本当のようだった。
「私、寝言なんて言ってないわよね!だれか言ってないって言ってちょうだい!」

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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