GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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令嬢誘拐事件

 幽鬼と残月のアパートを訪れたのは妙齢の婦人。
 ふたりとも女性に対しては優しすぎるほど優しい。
「どうぞ」
 残月に促され、サニーはドレスの裾を少しつまんで布張りのソファに腰掛けた。
「で、相談とは?」
「はい。これなのですけど」
 サニーがポーチから取り出したのは1通の封筒。ふたりが顔を見合わせる。
「樊瑞おじさまがこちらに相談するのがよかろうとおっしゃったのでお邪魔いたしましたの。先日この封筒が届きまして私の周囲があわただしくなりまして」
 封筒の封蝋を見れば差出人は推理しなくてもわかる。
「なにか宝物でも?」
 幽鬼が尋ねるとサニーは首をかしげた。
「実は…怪盗さんは私を盗りにくると書いていますの。私などさらっても一文にもなりませんのに」
 いつの間にかやってきていたヒィッツカラルドが給仕よろしくサニーにお茶を差し出す。
「ふーむ?」
「私は今は樊瑞のおじさまにお世話になっておりますが、父はスコットランドヤードの警部ですから身代金など望めませんし」
 3人が同時にあの堅物の顔を思い浮かべる。

【サニーちゃん、おじさまが迎えにいくからね】
 セルバンテスの文章はそれだけ。
「これだけ読むと誘拐とは思えんな」
「だが望まぬデートは無粋の極み」
 残月が煙管の煙を吐き出す。煙草を好まぬ幽鬼は少し顔をしかめた。
「それでお嬢さんは怪盗をどうしたいのかな?逮捕?それとも自分の身の安全だけで?」
 ヒィッツカラルドにそう言われてもサニーはやはり困惑するだけ。
「ええ、それなんですけど…怪盗さんを捕まえることに執念を燃やしているのは父だけですし、なんのために私が求められているのか…」
「人質?」
 何気に幽鬼が発した言葉にヒィッツカラルドが膝を打つ。
「お嬢さんを人質にして自分への捜査をやめさせるとか」
「セルバンテスの本心はわからぬが…今は令嬢を守るのが我らの務めではないか」
 ため息をつくサニーを前に3人が軽くうなずいた。

「おい」
 ご自慢の宝石をちりばめた短剣を磨いているセルバンテスに音もなく近づいたのはレッド。
「なんだレッドくんか。あんまり驚かさないでくれよ」
「最初の話と違ってないか?私は小娘のことなど知らんぞ」
 短剣を鞘に収め、腰につける。
「ああ、それは気にしないで。君は私がサニー嬢をお誘いしてるうちに、ヤードから私の部下を逃がしてくれればいいんだから」
「その小娘と交換ではいかんのか」
「サニーちゃんはね…フフフ、そんなことに使うなんて失礼だからね…」
 そばに置こうというつもりとわかり、レッドは小さく舌打ちして姿を消した。
「もうすぐ迎えにいくよ、サニーちゃん」

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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