GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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初めての旅行 後編

 サニーとレッドは結局、国警の目があるかもしれないという理由から、繁華街で少し買い物をしただけでホテルに到着した。
「いらっしゃいませ、レッドさま」
 BF団が秘密裏に経営しているだけあって、連絡は行き届いている。
「なにをしている、いくぞ」
 ロビーには今夜の宿泊客らしきカップルが何組も屯しており、サニーは自分とあまり年の違わない彼らをぼんやりと見つめていた。
「混んでおりますのね。お部屋、空いてますかしら」
「すでに予約してある。いらん心配をするな」
 レッドがルームキーを弄びながらエレベーターへ向かう。そのあとをあわててサニーの荷物を持ったポーターが追いかけた。

 最上階のスイートルームから見える海にサニーがはしゃぐ。レッドはずっと運転していて疲れたというようにソファに足を投げ出したが…あることを思い出し寝室へ飛び込んだ。
 ベッドはツインになっている。
(ダブルだったら殺すところだ)
 ほっとしてリビングに戻り、今度こそ寛いだ。
「なんだかたくさん人がいますわ…事故かしら?」
 今夜の花火を見るために席を取ろうとしているのか、まだ陽は高いというのにサニーの眼下には人があふれている。
「今夜は花火があるそうだ。宿泊客もそれで多い」
 億劫そうにそう言えば、サニーは窓から離れレッドの隣に腰掛けた。
「花火、ですの?ここからだとよく見えそうですわね」
「さすがに音は聞こえんだろうがな」
 レッドにしてみれば花火などはどうでもよく、早く食事をすませて休みたいところだった。
 ところがサニーはそんなことを許してくれない。
 食事を終え、暗くなるのを待ちきれないようにバルコニーへ飛び出した。
「レッドさま、早く早く」
 陽が落ちるのとほとんど同時に花火が上がった。
 おそらくこの花火を見ているカップルたちと同じように…レッドはその場の勢いもあってサニーの肩に手を回した。

 花火が終わるまではいいムードだったのだが、寝室を見てさすがにサニーは考え込んだ。
「…じゃあ、私が窓側に寝ますから。レッドさまはバスルーム側で」
 平然としたサニーをレッドがからかう。
「男とふたり、同じ部屋で寝てもいいのか?」
「ご心配なく。樊瑞のおじさまから魔法で障壁を張るように言われてますので」
 呆気にとられるレッドを尻目に、サニーは口の中で呪文を唱えた。
 ツインのベッド、そのあいだに目に見えない障壁が確かにある。
「お、おい」
「それじゃレッドさま、おやすみなさい」
 サニーは小さなあくびをひとつすると、昼間の疲れもあってかすぐに寝息を立て始めた。
 収まらないのはレッドのほうである。
 ネグリジェ姿の据え膳を目の前に飾られたまま、生殺しの目にあっているようなものだ。
 バスルームに飛び込んで頭から冷水をかぶったり、印を結んでみたり…2時間ほどかけてようやく落ち着いたところで寝室に戻ってきた。
 ふと…なにかがおかしいことに気づく。
 それはいつの間にか障壁が消えていること。
「な…っ!」
 据え膳食わぬは男の恥だが、ここで襲うのはフェアじゃない気もする。
 激しいジレンマの中、レッドは自分の持ち物の中から眠り薬を取り出した。
「私も朝まで眠ってしまえば、苦しまずにすむわ!」
 一気に飲み干し、ベッドの中に倒れこんだ。

 まだ夜が明けきらぬうちにサニーが目覚めたとき、レッドは大いびきをかいて眠っていた。
 サニーはその寝顔を見ながら、自分のネグリジェがまったく乱れていないことに気づいた。
 ネグリジェとレッドの寝顔を交互に眺め、サニーは少し唇を尖らせる。
「…つまんないの」
 起きそうもないレッドの頬を指の先で突っついた。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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