GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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初めての旅行 前編

 レッドは飛行艇の中でずっと眠ったままだった。
 それというのもサニーを伴って旅行に出るなどと話したものだから、樊瑞から延々と文句をつけられていたのだ。
 日本支部には3時間ほどで到着した。
(ここが日本…大作くんの生まれた国なのね…)
 ふと思い出した大作の顔は幼いまま、懐かしいという感情しか浮かんではこない。
「どうした?」
「あ、いえ…」
 サニーがそのことを話すとレッドは少々不機嫌になったようだった。
「あの草間の息子か…今ごろは国警でそこそこの地位にいるのだろうが」
 吐き捨てるようにそう言えば、サニーがレッドの顔を覗き込んだ。
「レッドさま、不愉快そうですわね?」
「別にそのようなことはない」
 ぷいと顔を背ける様は、やはり機嫌が悪そうだ。
「あら?もしかして…レッドさま、ヤキモチですの?」
「だれが!なぜヤキモチを妬かねばならん!」
 おそらくそうなのだろうと思いながらも、これ以上機嫌を損ねるのはまずそうだから小さく肩をすくめただけでやめておいた。

 レッドは自ら車を運転し、サニーを乗せて奥深い山中へと進んでいった。
「どこへいきますの?」
「…貴様が私の里へいきたいと言ったのだろうが」
 今の時代、これだけの奥山に人里などあるのだろうか…だがこれだけ科学が進んだ世の中ならば、どこにでも住むことはできるのだろう。

 レッドが生まれ育った場所を見てみたいと思うのは確かだが…サニーの心には引っかかるものがあった。
「ここからは車が進めん。貴様の今日の格好では少しきついかもしれんが、歩くぞ」
「…やっぱり、イヤ…」
 サニーは助手席に座ったままで動こうとしない。
 レッドは怒りもせず、いつものような意地の悪い笑みを浮かべた。
「フン、やはり貴様に山歩きは無理か?」
 いつものサニーならばそんなことを言われると意地になってついていくのだが、今日は違っていた。
 素直にうなずく。
「…だから、ほかの場所がいいですわ」
「なんだ、出かけるときの元気はどうした?なんなら私が手を引いてやってもいいのだぞ」
 里までの道のりを知っているレッドは初めからサニーには無理だと知っていた。だからこそ優しい言葉をかけたのに…サニーはやはり動かない。
「気分でも悪いのか?」
「お里って…」
 ややあってからサニーはレッドをうかがいながら口を開いた。
「女の方も、いらっしゃるのでしょう?」
「そりゃあ…」
 答えかけてレッドはようやくサニーの心中に気づいた。
「ははあ、貴様、ヤキモチを妬いているのか?」
「そんなんじゃ…!」
 そう言いかけてサニーはうつむいた。
「…ええ、そうかもしれません。お里で、レッドさまを好きだという女性におあいしたら、私、どうしていいかわかりませんの…」
 レッドはそれ以上なにも言わず、運転席に乗り込んだ。
「町へ戻るか。フン、里のやつらに貴様を見せびらかしてやろうかと思ったのだがな」
 サニーは表情を一転させ、車をバックさせるレッドの腕にしがみついた。
「やめんか、手元が狂うだろうが!」

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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