GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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チョコのお返し

 幽鬼はサニーを伴って、渋い表情をしたまま秘密の温室への通路を歩いていた。
「その…別に綺麗な花とかがあるわけではないんだ」
「ええ、わかってますわ。でもおもしろそうなものがあるのでしょう?」
「…毒草とかもあるし…」
「そう思ってこれを持ってきましたの」
 サニーがうれしそうにガスマスクを取り出せば、もはや幽鬼にはなにも言えなくなってしまった。
「…別に毒ガスを出すのはいない…」
「あら、そうなんですの?」
 そんな話をしているうちに温室の前に到着してしまった。
 暗証番号と指紋の二重ロック。幽鬼と植物の世話をするアシスタントの何人かしか知らないものだ。
 入って最初のガラスケースの中には、毒々しい色の植物が並んでいる。いかにもどこかに毒を持っていそうな感じだ。
 サニーはそれらには目もくれず、小耳に挟んだ「おもしろそうなもの」を探した。
 それを察し、幽鬼が少し奥まった小さな部屋へ連れていく。
 中央の作業台のようなものにそれは乗っていた。
 高さは50センチ弱、ちょっと見はミニヒマワリのように思える。
「…普通のヒマワリじゃありませんの?」
 サニーがそう指さした瞬間、花の中央にクワッと口が開き、広く楕円の大きな葉がクネクネと動き出した。
「ボンジュ~ル、マドマゼ~ル」
 人間のものとは少し違う甲高い音(それは声というより音という感じだった)でそう聞こえたのだ。
「しゃ、しゃべった?」
「ああ、しゃべるんだ、これは…」

「私がわかっているのでしょうか?」
 突然の出来事だったが、サニーはごく自然な質問を投げかける。
「いや、こいつに目はない。だがテレパシーと同じで空気の変化を見て、対象物がわかるようだ」
「まあ…」
 そうして幽鬼は言い訳のように付け加えた。
「孔明もいったいなんのつもりでこいつを育てさせたのか」
「もしかしたら策士さま、お話し相手が欲しいのかも」
 サニーが冗談でそう言うとヒマワリがまた揺れた。
「マドマゼ~ル、マスターのアマ~ン、ケケケ」
「やめろ、変なことを言うな!」
 幽鬼は顔を赤くして叱るが、ヒマワリはおかまいなしに揺れる。
「ええと、どういう意味でしたっけ?」
 サニーが一生懸命その言葉の意味を思い出そうとするより先、幽鬼はサニーを温室から連れ出してしまった。
「あ、あいつの言うことなど気にしなくていいから」
 そこでようやくサニーは「アマン」が恋人の意味だと思い出した。
 くすくす笑いながら幽鬼を問い詰める。
「なんだかんだ言って、孔明さまより先に幽鬼さまがヒマワリちゃんのお話し相手なんじゃありませんの?」
「な、なんのことだ」
「だってあの子、テレパシーも使えるのでしょう?幽鬼さまの心も読んでいるのじゃありません?」
 そう言われれば…第一、あのヒマワリにはサニーとのことや言いたくても言えないことなど、いろいろ聞かせてきた。
 まだ完全にしゃべれるわけではないからと高を括っていたのだが…。
「ね、あの子としたおしゃべり、私にも聞かせてくださいません?あんなお花越しより、直接私にいろいろ聞かせていただきたいのですけど」
「あ…」
 幽鬼の顔がますます赤くなる。
 サニーはその幽鬼の手を取り、幽鬼の私室へといざなっていった。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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