GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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チョコのお返し

 急ごしらえではあるが、残月の私室の奥にちょっとしたキッチンができた。
 窓を大きめに取り、陽光が降り注ぐカウンターと、それを遮るように収納戸棚や壁が作られており、カウンターの内部には最新式のレンジや冷蔵庫などがそろえられていて、いかにもこの部屋の主が料理を好みそうな感じにできている。
「お邪魔します、残月さま」
 サニーがエプロンドレス姿で現れたとき、残月はパスタを茹でるための湯を沸かしているところだった。
「素敵なキッチンですわね。残月さまはいつもここでお料理を?」
「フフ、まあ夜食くらいは、な」
 このキッチンが出来上がるまでは軽食しか口にしなかった男がそんなことを言う。
「さ、そこに掛けていてくれ。うん?今日はずいぶんと愛らしい格好だな」
「なにかお手伝いをと思ってエプロンをしてきたのですけれど…」
「そのような心遣いは無用だ。今しばらく待っていよ」
 サニーは微笑んでカウンターのスツールに腰掛け、そうっとキッチンの内部を覗き込んだ。
「今日はなにをご馳走していただけますの?」
「そう、それをずっと考えていたのだが…ホットケーキなどは子供だましゆえパスタなどどうかと思ってな」
「まあうれしい!私、大好きですのよ」
 残月はバスケットにあったパスタの袋を開け、半分に折って沸騰した鍋の中に入れた。
 パスタが茹るあいだに、ソースの準備を始める。
「カルボナーラ、ボンゴレ、ミートソースといろいろ考えたのだが、私のオリジナルでな、ベーコンとキノコのパスタをと思っている」
 サニーは目を輝かせてうなずき、タマネギとキノコをスライスする残月の手元を見ていた。
 もちろん今日はさすがにいつもの白手袋ではない。しかし素手に見えるそこには肌と同じ色のごく薄い手袋をしていた。
 その下にあるナイフを滑らせてできた傷や、小さな火傷を隠すためだ。

 フライパンにオリーブオイルを引きダイス状にカットしたベーコンとタマネギ、それにキノコを加えて炒めていく。
「ずいぶん慣れていらっしゃるのですね…アシスタントたちにも振舞っていらっしゃるのですか?」
「まあ、気が向けば、な」
 サニーは最近の残月のアシスタントを思い出して目を細めた。
「なんだか最近残月さまのアシスタントが太っているように見えて…それが理由でしたのね」
 正確には残月の失敗した料理を強制的に食わされているから、だが。
 フライパンにアルデンテのパスタを加え、よく混ぜてから別に作ってあったクリームソースを加えた。
 出来上がったパスタを器に盛り、仕上げにパセリを散らしてからサニーに差し出す。
「まあ美味しそう!」
「付け合せにトマトのサラダを作っておいた。こちらも食べてみよ」
 サニーはフォークを取りパスタを口に含む。
「なんだかまるでイタリアンレストランで出されているみたいですわ。残月さまがこんなにお料理上手でいらっしゃるなんて…」
「フフ、意外だったかな?」
 サニーが食事を終えるまでに残月はアシスタントから教わったとおり、調理器具を洗い片付ける。そこまでが料理と言われたからだ。
 慎ましやかに食事を終えたサニーは、少し恥ずかしそうな表情になった。
「私…残月さまにお詫びしなければなりませんわ」
「うん?なにをだ?」
「私、残月さまはお料理なんてなさらないと思いましたの。だからつい意地悪な気持ちで残月さまのお料理をおねだりしましたのよ…でも私の思い違いでしたわ。申し訳ない気持ちですの」
 残月はいつもの白手袋をつけ、優しく笑いながらサニーの肩に手を回した。
「ではサニーからの謝罪は別の部屋でゆっくりと聞かせてもらうかな…むろん私が許すまで」
 サニーは頬を染め残月に促されるままキッチンをあとにした。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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