GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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チョコのお返し

 樊瑞の私室の奥、特別に作られたカウンターバーがある。
 孔明はあまり酒が好きではないので、ここに入ったことがあるのはアルベルトとセルバンテスくらいだった。
 そこへ今夜招かれたのは、少しドレスアップしたサニー。
「普通の格好でよかったものを」
 苦笑する樊瑞にサニーはちょっと頬を赤らめた。
「せっかくのお招きですもの。ちょっと大人びてみたかったのです」
 そのサニーをいざない、樊瑞はカウンターのスツールに腰掛けさせた。
「サニーにあう酒をいろいろ考えてみたのだが、一番飲みやすいのはカクテルかと思ってな。今夜は何種か味見をさせよう」
 指をパチンと弾けば、カウンターの中にいた樊瑞専用の覆面バーテンダーがシェーカーを振り始めた。
「樊瑞さまはいつもどんなお酒を飲んでいらっしゃいますの?私とお食事のときはワインかビールですわね?」
「寝酒や気分転換に飲むのは、やはり地元の老酒か。サニーにと考えないでもなかったが、アレはけっこう癖があって飲みにくく感じることもあるのでな…とりあえずはいろいろ試してみよ」
 樊瑞が言い終わったとき、サニーの前にオレンジ色のカクテルが差し出された。
「ジュースですの?」
 その色を見てサニーは少々唇を尖らせる。樊瑞は笑いながら飲むように促した。
 オレンジのスライスには手をつけず、一口飲んでみる。そうしてやっぱり不満そうに言った。
「やっぱりジュースじゃありませんの」
「それはオレンジ・ブロッサムといってな、オレンジジュースが入っているので甘いがベースはジンという強い酒だ」
 そういわれると確かに軽くアルコールを感じる。
「いい気になって飲んでいると酔う」

 サニーが一口つけただけのグラスを下げ、次に赤いタンブラーを差し出した。
「あら、イチゴフロートみたい」
「シンガポール・スリングだ。イチゴではなくチェリーだな」
 樊瑞の話を聞きながら、サニーはタンブラーの中のカクテルに目を細める。
「いろいろな種類があるのですね」
「種類だけではないぞ。シェイクする材料が違うだけで名前が変わったりするカクテルもある」
 3杯目のブルーハワイを飲み干したあたりで、サニーの頬は赤く染まっていた。
「ところで樊瑞さまがお飲みになっているのはなんですの?」
「これはギムレットだ。サニーのような子供にはまだ早い」
「まあひどい」
 そろそろ酔いが回ってきたのか、サニーは樊瑞のグラスを取るとためらいもなく口をつけた。
 グラスを樊瑞に返し、小さく笑う。
「私も、早くこういうお酒が似合うようになりたいですわ」
「サニーはそのままでよい。私のほうが先に酔いつぶれては困る」
 火照った顔を小さく手であおぎ、サニーは酔い覚ましの水を求めた。
「美味しくいただきましたけど、確かにお酒でしたわね。まだ酔った、という感じはありませんが」
 水を飲み干し、スツールを降りようとした瞬間、身体が大きく揺らいだ。それを間一髪で樊瑞が受け止める。
「洋酒というのは頭ではなく足にくる。そのままでは歩けまい」
 樊瑞の胸に身体を預けたまま、サニーはその耳にささやいた。
「ええ…身体は酔ってしまったようですの。もちろん部屋まで運んでくださいますわよ、ね?」
 サニーの部屋まで抱いて運んで、ベッドに下ろしただけで退出できるか…樊瑞はなるようになれとサニーを抱き上げてバーを出る。
 カウンターの中のバーテンダーが恭しく頭を下げた。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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