GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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最強な素直(レッド)

 レッドは部下からの報告書に目を通していて、不審な気配を感じて顔を上げた。
 ゆらりと陽炎のようなものが立ち上り、人影を形作る。
 その顔に見覚えはあったが、レッドにしてみればすでに過去の男だった。
「やーあ、レッドくん、久しぶりだね」
「死者に用はない。疾く去ね」
 そう言われても死者…ヒィッツカラルドは消えるどころかレッドに近づいてくる。
「連れないねえ。相変わらず邪険なことだ」
「私に恨み言でも言いに出てきたか」
 ヒィッツカラルドは小さく肩をすくめた。
「フフ…まあ、あのときは確かにね。だがあの世へいって落ち着いて考えてみれば、あのときはああしてもらうのが一番よかったんじゃないかと思えたよ」
「ならばなおさら用はなかろう」
 無視しているレッドに視線を合わせるようにし、ヒィッツカラルドは声を潜める。
「あの世から面白いものが見えたんでね、本人に直撃しにきたんだよ」
「なんの話だ」
 いささかイライラしながらレッドが尋ね返した。
「あのお嬢ちゃんとどこまで進んでいるのかなと思ってね」
 一瞬レッドの眉がピクリと動く。
「貴様には関係なかろう」
「教えてくれてもいいじゃないか。私はもう死んでるんだからだれにも漏らしたりしないよ?」
「失せろ。それとももう一度殺されたいか?」
「殺せるものならね」
 身体があれば今すぐにでもクナイで貫いてやりたいところだが、意味がなさそうだ。

「君がお嬢ちゃんに対して取っている態度…ツンデレっていうんだっけ?いいねえ、仲睦まじくってさ」
「そんな下世話な言葉は知らん。あと、なにを勘違いしているか知らんが、私とあの小娘は貴様が思っているような仲ではない」
 あくまでも知らぬ素振りを貫くレッドにヒィッツカラルドは苦笑する。
「本当に素直じゃないねえ。じゃあ、お嬢ちゃんに私があの世からアプローチしてもいいってことかな?」
「かっ…」
 勝手にしろ、と言いかけて言葉が続かないことに気づいた。
 この男は本当にやるかもしれない。先ほどはああ言ったがまだ自分のことを恨んでいて、その腹いせにサニーに害をなすかもしれない…。
「ふざけるな。あいつは…あいつは私の…」
「おやおや。さっきとは言ってることが違うんじゃないかね?」
 意地の悪いヒィッツカラルドのニヤニヤ笑いを弾くように、レッドは勢いよく立ち上がった。
「サニーは私のものだ。貴様が考えているような…子供だましの仲ではないと言いたかった」
「なんだ、やっぱり仲がいいんじゃないか」
「だからそれは違うと言っている。あいつは私のことをちゃんと理解していて、そんなベタベタするような真似をしないということだ」
 余裕の笑みを浮かべるレッドにヒィッツカラルドは首をかしげる。
「お嬢ちゃんの気持ちはわかったよ。でも君はどうなんだい?」
「わ、私は…」
「愛してるんだろう?キスだってする?」
 レッドの顔が見る見る赤くなった。
「馬鹿者ー!忍がそのように大っぴらに恋愛表現ができるかー!」
「ククク、素直だねえ…」
 レッドが無駄とわかっていてもクナイを構えたのに気づき、ヒィッツカラルドは後ずさりを始めた。
「おお怖い怖い。これ以上詮索したら死んでいてももう一度殺されそうだ。早々に退散しよう」
「去ねと言ったら去ね!」
 ヒィッツカラルドの身体が現れたときと同じように足元から薄れていく。
「でも覚えておいてくれよ。君があんまり連れない素振りをしたら、本当に私がもらいにくるからね」
 ヒィッツカラルドが消えてしまった辺りを見ながら、レッドは吐き捨てるように言った。
「馬鹿め、この私が手放したりするか」

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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