GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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無用な諭し(残月)

「おつかれさまでした、残月さま」
 任務から戻った残月にアシスタントがメッセージを伝えていく。
「…それから孔明さまより報告書の提出を」
 残月はまたかというように息をつき、そのまま執務室へ消えた。
 ドアを開け、自分の椅子に招かれざる客がいることに気づく。
 今はこの世にいないはずの…白いクフィーヤの男…。
「いやぁ、残月くん、元気でやってるかな?」
「なにゆえ冥界より彷徨い出てこられたか、眩惑の」
「いやいや、向こうの世界もけっこう退屈でねえ。こっちを見ながらやきもきするしかないんだよ」
 セルバンテスは椅子を残月に明け渡し、親しげに肩を叩く。
「やきもき?」
「そう!お節介というか老婆心といおうか…ちょっと我慢できなくなってやってきたわけだよ」
「いったい、なにを言っているのか、私にはさっぱり理解しかねるが」
 残月は机の引き出しを開け、煙管に新たな刻み煙草を詰め込んだ。
「またまた。わかっているだろう?私がやきもきする理由…」
 そうしてセルバンテスは残月の耳に口を近づけささやいた。
「君とサニーちゃんのことだよ」
「ならば安心してお帰り願おう。私とサニーは至極順調に進んでいる。貴公が気を煩わせることはない」
 煙とともにそっけない言葉を発したがセルバンテスは引く様子もない。
「でも、君のサニーちゃんはせいぜいキス止まりなんだろう?ほかの女性だったら君はそんなところで止まってたりしないだろうに」
「そのようなことに関して貴公から指図を受ける謂れはない」

 本当は針で貫いてやりたいところだが、どうやらセルバンテスには実体がないようだ。
「確かにそれはそうなんだけど…いちおうサニーちゃんのおじさんとしてはさ、幸せにしてやって欲しいんだよね」
「今のサニーは幸せではないと?」
 意外な言葉に残月は少々気色ばむ。
「あの子は不安ではちきれそうな場合があるんだよね。ほら、特に君は女性に人気があるから恋人同士だと頭ではわかっていても、心の中ではいつ君に別れを告げられないかと心配なんだよ」
「バカな!」
 これにはさすがの残月も声を荒げて立ち上がった。
「ずっと見ていたのなら貴公こそ私の気持ちが本心かどうかおわかりだろう」
「でも君はいつだってストレートには言わないじゃないか。ときおりどっちつかずのような言葉でサニーちゃんを困惑させてる…違うかい?」
「む…」
 残月は再び椅子に座りなおす。
「どうしてストレートに言ってあげないんだい?好きだとか愛してると」
「言葉に出してしまうのは簡単だ…だが、ときに私はサニーの純粋さに困惑するのだ。果たして純粋なあの子を私が汚していいものかどうか、とな」
「でもサニーちゃんはそんなことを後悔する子じゃない」
 セルバンテスは安心させるようにまた肩を叩いた。
「たとえあの子とどうなったとしても…君がちゃんと幸せにしてくれたら、私もアルベルトも異存はないんだ」
 残月は片手を挙げた。
「では誓おう。サニーを裏切らず、幸せにすると」
 セルバンテスが満足げにうなずいた。
「ありがとう。その言葉、アルベルトにも伝えておくよ…私たちの娘をよろしく」
 間もなくセルバンテスの姿は薄れていき…完全に消えてしまった。
「やっと帰ったか…」
 残月は改めて一服つけた。
「あの世から舅に見張られているとは思わなかったな」

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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