GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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ささやかな無理(幽鬼)

 さっきからカワラザキがちらちらと幽鬼を見ている。幽鬼はその視線に気づきもしない。
 ややあってから意を決したようにカワラザキは口を開いた。
「幽鬼よ、明日から任務が空いておるのじゃないか?」
「ん?ああ…じいさま、なにか用事があるのか?」
 幽鬼はコーヒーを飲みながら報告書に目を通したままで答える。
「いや、ワシのことより…サニーとどこかへ出かけたりはしないのか?」
 ああ、と幽鬼が思い出したように顔を上げた。
「別に…約束はしていない」
 きょとんとした顔で返事をする幽鬼に焦れて、とうとうカワラザキは声を荒げた。
「約束していない、じゃなかろう!こういうときはの、お前から誘うもんじゃ!」
「そ、そうなの…か?」
 任務や生活態度ではなく、こういうことで大声を出されて幽鬼は戸惑う。
「第一お前とサニーはいったいどこまでいっておるんじゃ」
「どこまで…って、このあいだ一緒に町のカフェへ出かけたが」
「ええい、そういうことを聞きたいわけではないわ!」
 カワラザキの言っている意味がわからず、幽鬼はおろおろし始めた。
「じいさま、なにを怒っておるのだ…」
「怒っておるわけではないんじゃ!」
 しかし大きな声を出すものだからやはり幽鬼は萎縮する。
「ワシの教育が間違っておったのかのう…まあ、確かに女のことは教えなかったが」
 そう言いながら幽鬼の肩をつかみ、耳元でささやいた。
「キスくらいはしたんじゃろ?」
 見る見るうちに幽鬼の顔が赤くなった。
「う、そ、それは…まあ…」
「そこから先は?」
 先、と言われても先がわからないのだからどうしようもない。

「そんなことじゃろうと思ったわい」
 カワラザキはひとつため息をつき、改めて幽鬼の目を覗き込んだ。
「お前はワシにとっては子供同然、サニーは孫同然なんじゃ。できればお前たちには仲良くやって欲しいんじゃよ」
「ま、まあ、仲良くしてはいるが…」
「子供ができるようなことはしておらんのじゃろ?」
 あまりにもストレートな言い方に幽鬼は思わず立ち上がった。
「ば、バカなことを言うな、じいさま!そういうことは結婚してからだな…!」
 カワラザキはわかっていないというように頭を振る。
「女心がわかっとらんのう、幽鬼。女はいつだって惚れた男に抱いて欲しいと思っておるものなんじゃよ」
「だ、抱く…?」
 幽鬼の顔はいっそう赤くなり…それが一気に意気消沈した。
「どうしたんじゃ?」
「お、俺は…お嬢ちゃんにそういう感情を一度も持ったことがなくて…その、お嬢ちゃんの意思を確認しないでそういうことをしたら、嫌われるんじゃないかと思うし…」
「女は男が切り出すのを待っておるもんじゃぞ」
 自分とサニーがそういう関係になるなど想像したこともなかった。
「やはり少し女と遊ばせておくべきだったかのう…」
「じょ、冗談じゃない!」
 今の幽鬼にはサニーひとりが大事で、ほかの女など考えたこともなければサニーを裏切るようなことができるはずもなかった。
「お、俺はちゃんと自分で考えるから!」
 幽鬼は乱暴にコーヒーカップを置き、カワラザキを残して隣室へ消えた。
 カワラザキは幽鬼を怒らせたかと考えたが、やがて聞こえてきた声に安堵した。
「お嬢ちゃんか?あ、明日なにも予定がなかったら、その、俺と出かけないか?」
「まあうれしい!幽鬼さまから誘っていただけるなんて…。どんな任務があったってお断りするに決まってるじゃありませんの」
 カワラザキはソファに身体を沈め、再び息をついた。
「まあ一気に駆け上らんでもよいか…サニーのほうが先に大人になりそうじゃがの」

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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