GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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チョコでおねだり

 サニーは包みを持って残月の執務室を訪れた。
 軽くノックをすると中から残月の穏やかな声で返事があった。
「失礼します、残月さま」
 決裁待ちの書類が乗っているはずの机の上には、綺麗にラッピングされた包みが山積みになっており、サニーは思わず気後れして自分の包みを後ろ手に隠していた。
 しかし残月はそんなことにはお構いなしで、サニーの来訪を待っていたかのように微笑む。
「どうしたサニー?なにか用があってきたのではないのか?」
「あ、いえ、その…」
 サニーは笑ってごまかそうとしたが、残月にはお見通しだった。
「もしかして私にチョコを届けにきたのではないのかな?」
 少しもじもじしながら上目遣いに残月を見る。
「だ、だって…こんなにいっぱいあるじゃありませんの。私のひとつくらい…」
「数の問題ではないぞ。問題は…それがサニーのチョコレートだということだ」
 確かに机の上の包みはどれも開けられた様子がない。サニーはおずおずと自分の包みを差し出した。
「開けてもよいか?」
 サニーがうなずくのを確認して包みを解くと、中から生チョコのトリュフが出てきた。
 残月は白い手袋にココアパウダーがつくのもかまわず、ひとつを口に放り込んだ。
「うむ、美味いな」
 少し機嫌を直したサニーは、机の上の包みたちを横目で眺める。
「やっぱり…残月さま、おモテになりますわね」
「こちらが興味を持たねば意味はない」
 そう言い放って残月はもうひとつ口にした。
「明日にでも血風連に始末してもらうか」
 封を切られることもなかったチョコの作り手を想像し、サニーの胸がちょっぴり痛んだ。

 半分ほど残ったチョコを引き出しにしまい、汚れた手袋をくず入れに投げ捨てて新しい手袋をつけた残月は、満足そうに微笑む。
「さて、これだけ美味いチョコをもらったのだから、ホワイトデーにはこちらも相当のものを返さねばなるまいな」
 宝石?バッグ?アクセサリー?サニーがどんなお返しを望んだとしても残月は応えるつもりだった。
 サニーは両手を合わせて満面の笑みを浮かべた。
「じゃあ私、以前から残月さまにお願いしたいことがあったのです」
「ほう?」
 物でなければ旅行?ショッピング?それもいいかもしれない…そう思ったときだった。
「私、残月さまの作られたお料理を食べてみたいです」
 残月の手から一瞬煙管が落ちそうになった。
「な、なに?」
「それこそ目玉焼きやホットケーキでもいいのです。一番大事なのは、さっき残月さまがおっしゃったのと同じ…残月さまが私のために作ってくださるってことなのですもの」
 男として一度口に出したことを撤回するわけには行かない。
 残月は無理やり微笑んでうなずいた。
「わかった。サニーのためになにか美味いものを考えておこう」
「わあ、うれしい!楽しみしておりますわね」
 きたときとは打って変わって楽しげに出ていくサニーの後姿を見送りながら、残月は机上のコンピュータを立ち上げる。
 そうして料理など一度もしたことがない人間でもできる簡単な料理を検索し始めた。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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