GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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チョコでおねだり

 サニーは包みを持って樊瑞の執務室を訪ねた。
 軽くノックすると中から樊瑞の穏やかな声が返ってくる。
「失礼します、樊瑞さま」
 一番先に目がいったのは、樊瑞の机の上。不安の材料が乗っている様子はない。
「どうしたサニー、こちらへくるなど珍しいな」
「様子見ですわ…よかった。机の上になにも乗っていなくて」
 言われている意味がわからず怪訝そうな表情の樊瑞に、サニーは包みを差し出した。
「バレンタインデーですから、エージェントたちにチョコとかもらっていらっしゃったらどうしようかと思ってましたの」
 本来ならば贈り物はなんでもいいはずだが、時間があまりなかったために日本で当たり前になっているチョコを手作りして贈ることにしたのだ。
 ああ…とようやく樊瑞は納得した。
「日頃から甘いものはあまり得手ではないと言っておるせいかな。チョコレートなどをくれようとするのはサニーだけだ」
 そしてせっかくだからと包みを解き、上手に出来上がったチョコボンボンのひとつを口に入れた。
 そのあいだにサニーは窓際のコーヒーメーカーで薄めのコーヒーを淹れ、樊瑞に手渡した。
「甘さを抑えて作ってありますの。エージェントが樊瑞さまは甘いものがお好きじゃないって話してましたし…コーヒーとあうかなと思うのですが」
「ふむ、中に酒が入っているな」
「コーヒーリキュールです」
 樊瑞はコーヒーを飲み苦笑する。
「せっかくサニーが作ってくれたチョコだが、ワシはこういうものには疎くてな。美味いとは思うがとても味の違いなどはわからぬなぁ…老酒の味などならわかるのだが」
 

 最後に冗談を付け加えたつもりだったが、サニーは待ってましたとばかりに手をあわせて微笑んだ。
「そう!そのお酒なんですけれど、今度私にお酒のことを教えてくださいません?」
 樊瑞はコーヒーを噴出しそうになった。
「…サニー」
「だってワインくらいなら飲みますけれど、樊瑞さまはいつも私を子ども扱いなさるでしょ?一緒にお食事したときだって樊瑞さまばっかりお酒を楽しんでいらっしゃって…」
「む、むぅ…」
 ほんのちょっと恨みがましい目で見つめられるとなにも言えなくなってしまう。
「だから、ホワイトデーのお返しにはお酒のことを教えてほしいのです。そうして樊瑞さまとおいしいお食事やおいしいお酒を楽しみたいのです。ね、いいでしょ?」
 樊瑞は再び苦笑し、釘を刺した。
「わかったわかった。ホワイトデーには、な。ただし酒を飲むのはワシと一緒のときだけだぞ。若い娘が酔っ払うなど見苦しいことこの上ないからな」
「ええ、ええ、もちろんですとも」
 喜んだサニーが部屋を出ていくのを見送り、樊瑞はチョコボンボンをもうひとつ口に入れ、自分の知る一番弱い酒はなんだったかを思い出し始めた。

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Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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