GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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ヒィッツの指

サニーは目の前の男に視線を釘付けたまま、その男の指が紡ぐ旋律に酔っていた。
その男…ヒィッツカラルドの指がどのような能力を持っているか、樊瑞から聞き及んでいるサニーはよく知っていた。
父とは少し違うけれども、指先から発せられる衝撃波でどんなものでも真っ二つにしてしまう、と。
敵にとって、これほど脅威的な男はいないだろうが、サニーにとってこの男の存在が意味するものは少し違った。
今、ヒィッツの指はピアノの鍵盤上を滑らかに動き、柔らかで優しいメロディーを奏でている。

BF団本部内を「冒険」していたサニーはこっそりとヒィッツの私室へ入り込んでしまい、そこでグランドピアノを見つけた。
陽の光を受けて艶やかに黒く光るピアノはサニーの心を捉えた。
磨き上げられた白鍵と黒鍵のコントラストの美しさに我慢できず、サニーは1本の指で白鍵を押さえた。
ポーンと思ったより大きな音が出たことに少し驚き、思わず辺りを見回す…この部屋の持ち主が不敵な笑みを浮かべながら音もなく、サニーの後ろに立っていた。

「お嬢ちゃん、ピアノを弾いてみたいのかな?」
サニーはあわてて無断で立ち入ったことを詫び、ややあってから小さくうなずいた。
「薄汚いほかのやつらの手ならごめんだが、お嬢ちゃんのかわいらしい手なら触らせてもいいな」
冗談交じりにそう言って、サニーの手をとると鍵盤の上に乗せた。
そんなことくらいはわかっているだろうに、ヒィッツは音階をひとつひとつ言いながら、サニーの指に自分の手を添えて音を出した。
その手はとても温かく、恐ろしい能力で敵を切り裂く手と同じだとは思えなかった。
「フフ、今度お嬢ちゃんのために簡単なバイエルでも用意してみるか」
そうしてサニーをそばの椅子に腰掛けさせると、ピアノ曲を奏で始めた。

サニーはその優しい曲を聴きながら、ヒィッツの指が決して恐ろしいだけでないことを実感していた。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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