GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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雪だるま

 その朝も孔明は、いつものように執務室に入った。
 カーテンを開いて、朝の光を反射している雪景色にうなずいた。
「人工降雪機の実験は順調のようですね」
 そもそもこの本部が置かれている地域には雪など降らない。昨夜から降雪機を稼動させ、どれくらい積もるかのデータを取っていたのだ。
 それも含めて机の上には孔明の決裁を待つ書類が、それこそ山のように積まれている。
 見慣れた机の上…のはずだったが、孔明は一瞬目を見開いた。
 書類の陰に隠れている、白いものは…雪だるま。
「なっ、なんですか、これは!」
 勢いよく窓を開け、中庭の雪に歓声を上げているクフィーヤの男と少女を呼びつけた。
「だれですか、私の机に雪だるまなど置いたのは」
「はぁーい」
 サニーがミトンの手を上げる。
「雪がいっぱい降ったから雪だるま作ったの」
「作ったの、ではありません」
 孔明は渋い顔で説教を始めた。
「よろしいですか。私の机の上にはとてもとても大事な書類などが置いてあるのです。そのようなところに雪だるまなど置いて、とけて書類が濡れたらどうするつもりですか」
 サニーは大きな瞳を輝かせて答える。
「だからサニー、魔法かけたの。雪だるまがとけない魔法よ」
「む…」
 そう言われれば、雪だるまはさっきから孔明の手の上にあるというのに、一向にとける様子もなく孔明の手も濡れない。
「ねえ孔明さま、この雪、とけちゃうんでしょ?」
「ええ。午後までにはね」
「じゃあサニー、まだいっぱい雪だるま作らないといけないから、お小言はそれからね!」

 サニーは孔明の制止など聞かずセルバンテスの元へ走っていく。
「ほらほらサニーちゃん、あと3つ作るんだからね。そしたら写真を撮ろう」
 中庭にはすでに7つの雪だるまが鎮座しており、どうやら雪だるま十傑集を作ろうとしているらしい。
 赤いマスクを貼り付けてあるのはレッド、バケツの帽子をかぶっているのは十常寺のようだ。小枝のキセルを咥えているのは残月らしい。
 孔明は自分の手にある雪だるまと見比べた。
「…私のとはずいぶんサイズが違いますね」
 それでも孔明の雪だるまには、ちゃんと毛糸で作った髭もあるし、鳥の羽を切り取って作った羽扇も持たせてあった。
 ただひとつ気に入らないのは…吊り上がった眉と黒い木の実の目。
「私はこんなに不機嫌そうな顔ですかね?」
 この魔法がいつまで続くのかは知らないが、とりあえず孔明はこの雪だるまを机からサイドテーブルに移して仕事に取り掛かる。
 ほんの少し考えてから、人工降雪機の書類には再実験の決裁を下した。
「もっと男前の雪だるまを作ってもらいませんと納得いきませんからな」
 そんなことをつぶやきながら。

*Comment

 

策士どのの雪だるまはそれで十分可愛いと思いますvvvしかしセルバンテスのクフィーヤは白いから雪景色で見分けにくくなりそうだと(^-^)
  • posted by 柳佳 
  • URL 
  • 2009.01/18 00:38分 
  • [Edit]

お返事 

 たぶん策士殿のことですから、自分の納得がいくまでダメだしされるのではないでしょうか。
で、完成するのは似ても似つかぬおっとこまえの雪だるま…w
  • posted by 姜ママ 
  • URL 
  • 2009.01/18 23:52分 
  • [Edit]

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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