GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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Nightmare

 レッドは信じられないといった面持ちで、相手を見つめていた。
 影丸との戦いの最中、脇腹を熱い風に抉られたのは感じていた。だが、今この手の中にある重みはなんなのだ。
 影丸もまた、深手を負いながらの攻撃を、まさかサニーが…レッドをかばって飛び出してくるなど思いもしなかった。
 レッドの急を知った怒鬼が血風連を伴って現れた。
「直系の、後は頼む」
 影丸に背を向けるのは屈辱だったが、それよりもサニーのほうが気になった。
 しかし…深手を負ったレッドに走り続けることは困難だった。
「おい…おい、しっかりしろ…」
 川のほとりで一息つき、背負っていたサニーを下ろす。その背中には幾枚かの手裏剣が深々と刺さっていた。
 返事はない。顔にはすでに血の気がなかった。
「おい…貴様になにかあったら魔王に文句を言われるだろうが…」
 いつものように悪態をつくが、サニーの唇が開くことはなかった。
 失われていく体温を留めようとするかのように、レッドはサニーの骸を抱きしめた。
 幼いころに置き去ってきた悲しみというものが不意に沸いてくる。目の奥が熱くなり、忘れていた涙というものまで浮かんできた。
 自分の足の感覚がなくなっていく…間もなく自分にも死が訪れるだろう。
「貴様と一緒なら…あの世も悪くはないかもしれんな。とりあえずは…貴様を伴ってしまったことを、一緒に衝撃に詫びてくれるか?」
 答えもないのにそう問うて、レッドはサニーを抱く手に力を込めた。

「レッドさま、おはようございます。孔明さまから書類を…きゃあっ!」
 返事を待たないノックをして、サニーが書類を届けにきた。
 目覚めたレッドは素早くサニーを捕らえると、そのままベッドに押し倒した。
「れ、レッド…さま?」
 なにかをするわけでもなく、ただ自分を押さえつけているレッドを、サニーはまばたきしながら見つめる。
 頬の上に落ちてきた熱いもの…それが涙だとわかるのに時間はかからなかった。
「レッドさま…」
「くっ…」
 レッドはそっぽを向きサニーから離れようとする。だがサニーはそれを許さず、逆にレッドの腕をつかんで自分に引き寄せた。
「離せ」
「レッドさまの痛みを…私も分かち合いたいのです」
「ふざけるな」
 レッドはサニーを振りほどこうとするが…本気ではないせいか、できなかった。
「貴様には痛みなど…痛みや苦しみなど与えたくないのだ」
「でも…レッドさまの涙が落ちたところが、私には痛みますわ…」
「私は涙など流さん!」
 レッドは今度こそサニーを振りほどき起き上がった。
 サニーはゆっくりと起き上がり、そのレッドの背中にすがりつく。
「貴様のせいだ…貴様とこうなってから、私は…涙など思い出してしまった…貴様を失うことをひどく恐れていると、自分でわかるのだ…」
 絞り出すような声にサニーは問いかけた。
「…後悔なさって?」
「いや」
 レッドは即答した。
「私のしてきたことに後悔などない。貴様のために命を賭したとて後悔などせん」
 不思議な衝動に突き動かされ、レッドは改めてサニーをベッドに押し倒した。
 不意にドアが開く。
「レッド殿、先ほどの書類はまだ…」
 白羽扇の男は、ベッドのサニーとレッドを見た。
 なにも起こってはいないのに…部屋の空気が凍りつく…。

 レッドは考えた。
…いったいどこからどこまでが【夢】なのだ…?

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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