GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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恋人がサンタクロース

 下級エージェントが集まる食堂がやけににぎわっている。
 偶然通りかかったレッドも足を止めた。
「何事だ、騒々しい」
「あ、これはレッドさま」
 人ごみの向こうを覗けば、サニーがサンタクロースの格好をしてエージェントたちになにやら配っている。
「やつはなにをしているのだ」
「エージェントたちにクリスマスのプレゼント、と確かスノーマンのクッキーを配っておられるのです」
 微笑ましそうにそう言うエージェントに、レッドはお決まりの悪態をつく。
「フン、毒でも入っているのではないか?」
 その場にいた一同が一斉にレッドをにらんだが、サニーが気にしないというように手を振ってその場は収まった。

 冬の陽が落ちるのは早い。
 レッドが孔明への報告書を書いてから私室へ戻ると、すでに部屋の中は薄暗かった。
 クリスマスのだというのになんの飾りもないその部屋は寒々としていて、明かりをつけ暖房を入れても暖まりはしなかった。
「クリスマスがなんだというのだ」
 レッドはベッドに寝転び、天井に向かって吐き捨てた。それからテーブルの上に乗っている小さな包みへ目をやった。
「恋人へのプレゼントに!」と街中で見かけたポスターに触発されたわけではないが、いちおうサニーにと用意したものだ。
 取りにこいというのもなんだか気恥ずかしいし、わざわざ届けてやるのもやっぱり気恥ずかしい。
「真夜中にでも部屋へ届けてやるか」
 そうしたらサニーはすっかり寝入っていて、自分のことに気づかないだろうから。
 そんなことを考えているうちに眠ってしまったようだった。

 身体がなにやら重い…目を開けたレッドは我が目を疑った。
「メリークリスマス、レッドさま」
 肩のはだけたサンタクロース、サニーが自分の腿のあたりに乗っかっていた。短いスカートのせいで下着らしきものがちらちらと見える。
 照れだとか、腿に感じたサニーの腿の柔らかさだとかが頭の中でごちゃごちゃになり…レッドは大声を上げて跳ね起きた。
「なにをしている!」
「きゃあっ!」
 おかげでサニーは勢いあまってベッドの下に転げ落ちた。
「ひっどーい。レッドさま、女の子を投げ飛ばすなんてサイテー」
「貴様が私の上に乗ったりするからだ!」
 いったんは唇を尖らせたものの、それもそうかと気を取り直してサニーは持っていた袋からマフラーを取り出した。
「はいレッドさま、クリスマスのプレゼントです」
 忍という立場上、レッドは敵の目印になりやすい装飾品を好まない。だから地味なプレゼントになってしまった。
「それから、これも」
 続いて取り出したのはお菓子がいっぱい詰まった箱だった。
「菓子とかマフラーだとか…貴様は私を子供かなにかと思っているのか」
 少しきつい目で見られるとサニーはなんだか申し訳なくって、もじもじし始めた。
「だ、だってレッドさま、装飾品とかはお嫌いだし…普段あんまりお好きなものとか欲しいものとかおっしゃらないから…」
 レッドの心の中に意地悪が芽生えてくる。
「じゃあ…貴様がほしいと言ったらどうする?」
「えっ!そ、そんな…」
 サニーはほんの少しためらい…やがて意を決してレッドを見上げた。
「わ、私、そういうことはよくわかりませんけど…レッドさまがそうおっしゃるなら…」
 当たり前か…とレッドは思った。キスから先のことを知っているなら、大胆にもレッドの上になんか乗ったりはしないだろう。
 それに切なそうに目を潤ませられるとなにも言えなくなってしまう。
「冗談だ、冗談」
 気まずい雰囲気を壊すようにそう言って、テーブルの包みをサニーに押し付けた。
「ほら」
 中にはルビーのイヤリングがある。
「わあ、うれしい!大事にしますね」
 サニーが屈託なく笑うとレッドはちょっと後悔してしまった。
 来年のクリスマスには…さっきの台詞をもう一度言ってもいいか、と考えながら。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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