GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

微熱の媚薬

 レッドが風邪をひいたらしい。らしい、というのは本人にはまったく覚えがなく(まあ風邪というものはいつもそうだが)やたら高熱が続くので風邪と考えたようだ。
 事実医療班のエージェントも「ウィルスらしきものも見つからない。おそらく風邪だろうから数日寝ていれば治るはず」と言い切った。
「お珍しいこともあるのですね。レッドさまが風邪なんて…」
 そういうわけでサニーがレッドの看病にきている。
「こういうの、レッドさまのお国でなんていうのでしたっけ?確か、鬼の…」
「うるさい」
 荒い息の下からレッドがちらりとサニーを見る。いつものマスクはサイドテーブルの上に置かれており、レッドの目は前髪で隠されていた…そう、いつもサニーとデートするときのように。
「からかいにきたのなら出ていけ。寝ていれば治る…貴様の看病など無用だ」
「そういうことをおっしゃっていいんですか?お熱が高くて起きることもできませんでしょう?」
 サニーがすっかり熱くなったレッドの額のタオルを取り替えようとする。その手をレッドは払いのけた。
「うるさいうるさい!いらんと言ったらいらん!」
 あまりの剣幕にサニーも肩をすくめる。
「では、なにかご用があればおっしゃってくださいね」
「貴様など呼ぶか」
 小憎らしい台詞にさすがのサニーも、小さく舌を出して部屋を出ていった。

 サニーがいなくなってしまうと部屋の中は急に静かになった。
 空調と自分の荒い息…やっと心静かに眠れるはずなのになかなか眠れない。
「…つまらんな」
 サニーを愛しいと思う気持ちに偽りはないのに、なぜか本人を前にすると素直になれない。特に…まるで母親のように世話を焼かれるときは。
「私は、マスク・ザ・レッドだぞ」
 そのプライドが邪魔をしている?いや違う、サニーが悪いのだ。
 もっともっとかわいげのない女で、愛しいなんて思わなければこんな気持ちにならずにすむのだ。
 いや…サニーを素直に愛せない自分がいちばん悪い…きっとそうなのだろう。

 そんなことを考えているうちに眠ってしまったのだろう。
 目を開けると部屋の中は陽が落ちて薄暗くなっている。
 額に当てられた手の感触に、さっきのことをあやまろうとその手をつかんだ。
「…サニーか?」
「いや」
 返ってきたのは男の声。驚いてよくよく見れば、それは樊瑞の手だった。
「こ、混世魔王…!なにをしている?」
「サニーに頼まれたのだ。お前の熱が下がったか気になるが、自分は嫌われていて入れないので見てきてくれとな…その様子では大丈夫そうだな」
 人違いほど照れくさいものはない。
「ああ…」
「ではワシはいくぞ」
 マントを翻し樊瑞が出ていく。
 部屋の明かりをつけ、ややあってからレッドが言った。
「おい、出てこい。魔王のマントに隠れて入ってきたのだろう…気配で丸わかりだぞ」
 ごそごそとベッドの下からサニーが這い出してきた。
「はいはい。ただいま失礼いたします」
 サニーは淡々とそう言って部屋を出ようとする。それをレッドが止めた。
「なんだ。私の看病にきたのではなかったのか」
「看病してほしいですか?」
 レッドが降参した。
「ああ」
 一瞬サニーの表情が明るくなる。
「喉が渇いてません?お腹は?…汗をかかれたのならお着替えします?」
「腹はいい。喉が渇いたな…それよりまず起こしてくれ」
 サニーは返事をし、レッドを手助けして半身を起こしてやった。
「口当たりのよいジュースを作りましたの。えっと、ストローは…」
「見当たらなければ口移しでもいい」
 レッドが冗談でそう言えばサニーの頬が少し赤らんだ。
…こいつが私をからかうのなら、私もこいつをからかってやるさ。

 翌々日、レッドの体調は完全に元に戻った。
「ねえレッドさま。ときどきは風邪をひきません?だって病気のときのレッドさま、とっても素直なんですもの」
 サニーの言葉をレッドは複雑な表情で聞いていた。

*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

Menu

FC2カウンター

プロフィール

まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

最近の記事

フリーエリア

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。