GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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恋人がサンタクロース

 下級エージェントが集まる食堂がやけににぎわっている。
 偶然通りかかった樊瑞も足を止めた。
「何事だ?」
「あ、これは樊瑞さま…」
 見ればサニーがサンタクロースの格好をしてバスケットからなにやら配っている。
 いや問題なのはそこではない。重要な問題はサニーの格好だ。
 赤い三角帽子とチョーカー代わりに首に巻いた緑のリボンはまだ許せるとして、白いマフのついた上衣は胸元が開きすぎだし、スカートにいたっては少しかがんだら下着が見えてしまいそうだ。
「なにをしておるか!」
 樊瑞は思わず大声を出してサニーに歩み寄った。
 バスケットを手近のエージェントに渡し、サニーの手を引いて強引に連れ出した。
「樊瑞さま…?」
 人目のない場所で歩を止め、ため息をひとつつく。
「怒ってらっしゃるの?」
「というか、その短いスカートや胸元はどうなのだ。それに…なぜエージェントに」
 サニーは屈託なく答えた。
「今日はイブですし、エージェントの士気も上がるかと思いまして」
「…士気以外の場所も上がるわ…まあ、クリスマスということで大目に見よう」
 そこへ樊瑞の部下がやってきた。
「樊瑞さま、こちらでしたか。孔明さまがお呼びです」
「わかった」
 部下と並んで歩き出した樊瑞が振り向いた。
「後ほど部屋へいく。今日はイブだからな」

 陽が落ちてから樊瑞はサニーの部屋を訪ねた。
 赤々と暖炉の燃える室内では、テーブルに小さなケーキと少し豪奢な料理が並び、サニーが小さなツリーに飾り付けをしながらもらったカードをながめている。
「すまんな、待たせてしまったか」
「いいえ。ちょうどお料理ができたところで、いい時間ですわ」
 それから樊瑞はサニーの姿に顔をしかめた。
「まだその格好をしているのか」
「だって私、今日はサンタクロースですもの。樊瑞さまはこういう格好、おいや?」
「…ワシの前だけではよしとしよう」

 シャンパンを明かりに透かしながらサニーが話し始めた。
「幼いころのクリスマスイブを思い出しますわ…樊瑞さまと父とセルバンテスのおじさまは私を早々とベッドへ運んで、3人だけでいつまでもお話なさっていて…きっとおいしいケーキを食べていらっしゃるんだわと子供心に仲間入りしたくて仕方ありませんでしたのよ」
「ああ…」
 樊瑞はシャンパングラスをテーブルに置いた。
「よく3人で話したものだったな…アルベルトは、自分にもしものことがあればバンテスとワシのどちらかにお前を託したいと言っていた。そしてバンテスは逝き…アルベルトも逝ってしまった。ほかにだれか適任があればと思ったが…結局ワシがお前を…」
 マントの中から小さな箱を取り出して開いて見せた。
 ラピスラズリの指輪が収まっている。
「お前の母の形見だ。アルベルトから…お前に求婚するときは渡すように頼まれていた…」
 その箱を受け取りサニーは大事そうに抱きしめた。
「樊瑞さま…もう私をだれにも託さないで…ずっと樊瑞さまのおそばに…」
 樊瑞は照れくさそうに頭をかき、雰囲気を変えるように声を上げた。
「で、こっちがワシからの婚約指輪だ」
 もうひとつの箱が差し出され、それを開くと小粒ながら見事なカットのダイヤの指輪があった。
「ま、あ…私がサンタクロースなのにふたつもプレゼントをいただけるなんて…どうしましょう」
 サニーは困惑し、微笑み、とりあえず樊瑞の頬に口づけた。
「私がふたつ持っているものといったら…これしかありませんけど」
 樊瑞の目の前にたわわな胸が突き出される。
「む…むぅ…」

 部屋の明かりが突然消えた。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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