GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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用心棒

「おい、あの話、聞いたか?」
「ああ。でも噂に過ぎないんじゃないのか?」
「いやいや。本当だったらしいぞ」
 下級エージェントがこそこそと通路で話している。
 どんな噂話にも興味など持たないレッドだったが、つい小耳に挟んでしまった。
「貴様ら、こんなところでなにを話している?」
 エージェントたちの噂話など十傑集の悪口や孔明の批判がほとんどで、そんなことを聞かれようものなら処罰されると知っているので、たいていのエージェントは逃げ出すのだが今日は違っていた。
「あ、レッドさま」
「くだらぬ話をしていたようだな」
「いえ…サニーさまの噂でして」
 よもやレッドとサニーが付き合っているなど思いもしないエージェントが悪びれもせず言った。
 レッドとしてもサニーの噂となれば気になる。
「ほう…あの小娘、なにかしでかしたか。詳しく話してみよ」
 レッドの機嫌を伺いながらエージェントは話し始める。
「先日のことですが、なんでもサニーさまのお部屋を覗いた不審者があったそうです。敵の襲来かと色めきたったのですが…敵ではなく、よからぬ考えの者だったようで」
「乳臭い小娘を夜這いにきたか」
「バスルームを覗いたそうです」
 心がささくれ立っていくのがわかる…レッドは平静を装いながら鼻で笑った。
「フン、世の中には物好きがいるものだな」
「でもサニーさまのナイスバディでしたら…」
 そう言いかけたエージェントがレッドににらまれ、あわてて口をつぐんだ。
 哀れなことに、こいつは明日の朝まで生きていられないだろう。
「あの娘とて十傑のひとり、容易く襲われでは笑い者だ」
 レッドはそう言い放ってその場を離れた。 

 数分後、レッドはサニーの私室にいた。
「私が任務で留守のあいだに、なにか変わったことがあったか」
「別に…ああ、そうそう。カワラザキのおじいさまが腰を痛められたとか」
 自分から聞きだした噂話を振るのは気に入らない。だがサニーが話しそうにないので仕方なく切り出した。
「エージェントが言っていたが…不審者があったそうだな」
「あら、よくご存知ですのね」
 サニーがあまりにもあっけらかんと話すのでレッドは苛立った。
「だから私がいつも言っている!貴様は無防備すぎると!」
「私だって十傑のひとりですわ。レッドさまに教わった護身術もちゃんと心得ておりますし」
「普段ならばな。しかし、その…ふ、風呂場で襲われたら…」
 なぜか入浴中のサニーが脳裏に浮かんでしまって言葉に詰まる。
 サニーはカップの紅茶を一口飲んで、やはり何事もないように答えた。
「それにしたって気にはなりませんわ。身体を見られて遅れをとるようではなりませんもの」
「む…」
 そこまで気丈に言われるとなにも言えなくなってしまう。

 それでもやはり気になって、レッドはその夜サニーの私室周辺へやってきた。
 海の見える場所がいいと無理を言って作らせた、外に面して大きな窓のあるバスルーム。いちおう周囲には赤外線のセンサーなど侵入者防止の措置がとられてはいるが、国警のスパイにはあまり役に立たないかもしれない。
 センサーを掻いくぐり、音もなく窓の下に潜む。
(さて、どんな不埒者か確かめるまでは、な)
 やがて…小さな物音がした。
 なにかが飛び上がり、バスルームの壁に取り付く。なんのためらいもなくレッドが苦無を投げると、甲高い声とともに野生の小猿が地面に落ちた。
「…猿?」
 聞こえてくる水音か窓に映るサニーの姿に興味を持って近づいたのだろう。あまりに小さくてセンサーにも引っかからなかったようだ。
 レッドは小猿の死体をつまみあげ、小さく笑った。
「残念だったな。ここの女は私のものでな」
 さて、死体を放り出してと思った瞬間、窓が開いてサニーが顔を出した。
「だれっ!」
 当然レッドと目があう。
「ま、あ…レッドさま」
 言い訳するより早いと、レッドは小猿の死体を見せた。
「あら、じゃあレッドさまが見張りにきてくださったのですか?」
「そ、そういうわけではないが…貴様は無防備だからな」
 もう少し身を乗り出したらサニーの胸が見えてしまう…レッドは目を逸らし、窓の下に座り込んだ。
「じゃあせっかくレッドさまが見張っていてくださるんだから、ゆっくりお風呂を楽しみましょ」
 絶対こいつは自分をからかっている…そう思いながらもレッドはその場を離れることができなかった。
「窓を閉めんか、窓を!」

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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