GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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バラの秘密

「はいサニーです。申し訳ありませんがただいま留守にしています。後ほどこちらからご連絡いたしますのでお名前をお願いいたします」
 音声はサニーのものだが機械的な感じにうんざりして幽鬼は受話器を置いた。
 これでもう3日、いや4日になるか…どんな任務に携わっているのか知らないが、顔が見られなければそれはそれで寂しい。
 幽鬼は自分専用の温室へと足を向けた。
 一応サニーにも出入りを許可しているが、指紋照合でなければ入れない部屋があった。
 危険な植物や毒草があるからと言い訳したが本当は違う。
 奥まった棚の上には1鉢のバラがあった。
 ビロードのようではなく透明感のあるツヤを持つ花びらは、陽の光に当たるとルビーのように輝いた。そう、まるでサニーの瞳のように。
 品種改良のためバラでありながら棘を持たないその花を、幽鬼はこっそり「sunny」と名づけていた。
 クリスマスにはこの鉢をサニーにプレゼントするつもりなのだ。
 バラを見ながらサニーに思いを馳せていると、腕時計に模した通信機が鳴った。
「幽鬼さま、お寛ぎのところ失礼いたします。サニーさまからご連絡が入っております」
 やれやれ、ようやく戻ってきたかと一安心する。
「何用だ」
 エージェントなどに勘繰られたくなくてわざとぶっきらぼうに応えた。
「おっしゃっていませんのでわかりかねます」
「わかった。すぐいく」
 自分の執務室に戻り、モニターのスイッチを入れればサニーのあどけない顔が映った。

「ただいま戻りました、幽鬼さま。なにか御用だったのでしょうか」
 怪我をしている様子も失望している様子もない。任務は無事に終えたようだ。
「む…なぜ俺とわかった?」
「だって、1日に何度もご連絡を下さってお名前をおっしゃっていないのですもの。すぐに幽鬼さまとわかりましたわ」
 得意そうに謎解きするサニーからやや目を逸らして幽鬼が尋ねる。
「その…ほかのやつらはメッセージを残すのか?」
「そうですわね…たいていの方はお名前をおっしゃいますわ。用件のみでもお声でわかる方もいらっしゃいますし」
「怒鬼は?」
「怒鬼さまは黙っていらっしゃいますけど、後ろで血風連の声が聞こえてますから」
 そう言ってサニーはにっこりと笑う。
 ほんの少し沸いた嫉妬にも似た気持ちを知られまいと幽鬼は気を取り直して言った。
「ああそうだ。戻ったのならこちらへこないか。新しい花の写真を見せようと思って連絡したのだが」
「まあうれしい!すぐにまいりますわ。孔明さまへの報告書なんてあとにいたしますわね」
 小さなウインクとともに通信が切れた。
 数分も経たないうちにノックがある。
 自らドアを開けた幽鬼は思わず絶句した。
「着替えてる時間が惜しいのでこのまままいりました」
 いつものドレスなどではなく、エージェントが身につけるようなぴったりとしたスーツをまとっている。
「な、な、な…」
「ちょっと身軽なほうがよい任務でしたので、これを着ておりますの。意外に動きやすくて便利ですわよ」
 そうは言っても身体の線があらわになっていて幽鬼はどぎまぎしてしまう。
「まあこの花ですのね!なんてきれい…!あら、でも棘のないバラですと虫がつきません?」
 その花に自分の名がついているなど知らないサニーは無邪気に尋ねる。
「お、温室内だから虫は心配ない…棘など無粋だから…」
 そう答えてから幽鬼は上着を脱ぎ、サニーにかけてやった。
 こちらのサニーには悪い虫がつかぬように棘が必要だと思いながら。

*Comment

拍手コメントお礼 

>SONOさん
 リンクありがとうございました。本来なら殺伐とした雰囲気でなければならない秘密結社で、こういうほのぼのネタもいいんではないかと思う今日この頃ですw シャイなヤツはシャイなままで(進展ないじゃん!)これからもどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
  • posted by 姜ママ 
  • URL 
  • 2008.11/23 00:16分 
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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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