GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

SOMEDAY SOMEWHERE

「おい、あの話、聞いたか」
「ああ、これで3人目だろ…」
 任務から戻ったセルバンテスは、それがだれの噂か、すぐにわかった。
 私室へ入り、サニーの私室へ連絡を取る。
「サニーちゃん、いるかな」
 モニターは消えたまま、サニーの返事だけがあった。
「バンテスおじさま?ごめんなさい、私いま、とてもひどい顔で…」
「かまわないよ。私の部屋へおいで」
「ですから今は…」
「いいから」
 珍しく有無を言わせぬセルバンテスの口調に、サニーの返事は重かった。
「…わかりました。お化粧を直したらすぐにまいりますわ」
 泣いている顔を洗って、薄い化粧を施してからサニーはセルバンテスの私室を訪れた。
「開いているよ、入っておいで」
 セルバンテスはネクタイを緩めたラフな格好で、床に敷かれた豪華なラグの上に直に座っていた。
「どうぞ」
 サニーにもラグの上に座るよう促す。サニーのスカートがラグに広がった。
「聞いたよ。また恋人が殉職したそうだね」
 恋人、と呼べる存在だったかどうか定かではない。
 下級のエージェントではあったが、快活で話のうまい青年で、サニーの気持ちもよくわかってくれるボーイフレンドと呼んだほうがよいような相手だった。
 そんな相手がもう3人…そう、3人も命を落としているのだ。
 身分違いの恋であるとか本部内での粛清であったなら、そこにサニーの意見が通り、命を助ける術はいくらでもあるのだが、いずれも任務中の事故で命を落としている。

「あの方は…よいお友達でしたわ。恋だとか愛なんて…」
「しかし周囲にはそう見えるんだろうね。ああ、あれがサニー嬢のハートを射止めた男だと」
 サニーはキッとセルバンテスを見据える。
「ご冗談はおよしになってくださいな、おじさま。私はそんな気分ではありませんのよ。まるでそんな…あの方が殺されたような…不幸な事故だったのですわ」
 当たり前だ。だれが本当のことなどいえるだろう。
 この本部内に、サニーを愛しく思うあまり近づく男を巧妙に始末している者がいるなどと。
 むろんそれがだれかなどとセルバンテスは知らない。ただ、そういう存在だけは察知している。
「失敬失敬。からかうつもりは毛頭ないんだ。ただ…サニーちゃんが綺麗になっていくものだからね。まとわりつく者はすべて悪い虫だと考えてしまうんだよ」
「おじさまが、ですか?」
「うん」
 サニーに疑問を持たせないためには自分が悪者になるのがいいだろう。
「おっと勘違いしないでおくれよ。私はほかの任務に出ていたのだから彼を殺したりはできないだろう?もちろん殺そうなんて思いもしない…うらやましくは思ってもね。第一、悲しんでいる女性を口説くほど野暮じゃない」
 サニーがうつむき加減につぶやいた。
「私は…どなたかを好きになることも許されないのでしょうか」
「そんなときのために私がいるんだよ。いつかきっとどこかに、サニーちゃんにお似合いで、だれも邪魔できないような男が君を待っている…それまでは私がサニーちゃんを守るよ。サニーちゃんが好きになった男ごと、ね」
 ややあってからサニーはようやく笑顔を見せた。
「いいえ…バンテスのおじさまがいらしてくださるのですもの。今しばらくは…どなたも好きにならずにすみそうですわ」
「それは光栄だな」
 サニーの頭を優しく撫でながら、セルバンテスは周囲に視線をめぐらせた。

 どこかで見ている嫉妬深い輩よ、このセルバンテスはいつでも相手になるよ。

*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

Menu

FC2カウンター

プロフィール

まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

最近の記事

フリーエリア

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。