GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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問題はカレー

 父親であるアルベルトが仕事へいっているあいだは、樊瑞がサニーの面倒を見ている。
 基本的に株式会社BFは週休2日制であるが、営業の課長という役職にあるため休日返上で仕事に出向くことも多い。
 そんなわけで幼稚園がお休みの土曜日は、サニー大好きの樊瑞にとって幸せな日でもあった。
 ドンドンとノックをされて、安普請のドアは部屋全体を揺るがした。
「はーい」
 隣の残月から借りた本で読書に勤しんでいたサニーがドアを開ける。
 そこには白いスーツで茶封筒を抱えた幻夜が立っていた。
「いかん。サニー、その男を入れるんじゃない!」
 樊瑞が声をかける間もなく、幻夜はサニーの頭を軽く撫でて部屋へ上がりこんできた。
「樊瑞殿、うちの原稿はもちろん出来上がっているのでしょうな。稿料の前借をしておきながらできてないではすまされませんぞ」
「い、いや、書いておる。書いておるのだが、今日はその…サニーがおるのでな…」
 幻夜は横目でちらとサニーを見やり、再び樊瑞に食ってかかった。
「あの少女は実におとなしく、執筆の邪魔などいたしますまい」
「いや、しかしさすがに…」
 口ごもる樊瑞を幻夜は容赦なく攻め立てる。
「少女がおるゆえエロ小説が書けないなどと…!雑誌【大怪球】で【ぴんくのまんと】をどれだけたくさんの読者が待っておるか、ご存知ですかな!」
「サニーの前でエロエロと連呼するな、愚か者!」
 ややあってから幻夜は折半案を出した。
「ではこういたしましょう。私がこの子を連れ出しますゆえ、そのあいだに書いていただきたい」
「うむ。実は案はもうできておるのだ。そうしてもらえればありがたい」
 こうしてサニーは幻夜と散歩、そして夕食の買い物に出かけることになった。

「さて、まずはどこへ…」
「あのね、お寺へいくの。樊瑞のおじさまがお菓子もらっておいでって」
 広大な寺の敷地を抜け、本堂へ向かえば外に血風連が控えていた。
「これはサニー殿、怒鬼さまはただいまお勤めの真っ最中でございますが」
「あのね、樊瑞のおじさまが怒鬼さまに届けてって。はいっ!」
 サニーが差し出したのは幻夜が持っていたような茶封筒。しかしずいぶんと膨らんでいる。
 サニーの声が本堂内まで聞こえたのか、木魚の音が止み戸が開いて怒鬼が顔を出した。
 怒鬼は茶封筒を受け取り、満足げにうなずくと供えてあった菓子をたくさんサニーに渡した。
「ありがとう、怒鬼さま」
 怒鬼もまた樊瑞の読者のひとりであることに幻夜が気づく。
(それで掲載誌を多めによこせというか…)
「さー、ばんごはん、ばんごはん」
 気を取り直し八百屋へ向かうサニーに幻夜が尋ねた。
「うん?もしかしてもう夕食の献立は決まっているのかな?」
「うんっ、今日はね、キノコのカレーいためなの」
「昨日は?」
「昨日はカレーうどん」
「その前は?」
「カレー」
「明日は?」
「キャベツのカレー煮!あのねえ、サニー、カレー大好き!…どうしたの、おにいちゃま」
 幻夜は眩暈を覚えてその場にしゃがみこんでいた。
「あ、あのね…うん、君にはきっと食育というものが必要だと思うんだ。今度おにいちゃまの知り合いの先生を連れてくるから、しっかり教えてもらいなさい…」
 学習塾で食育はたぶん教えていないと思う。
「パパもカレー大好きなんだよ。それでママに逃げられたの」
 家庭に問題ありです、アルベルトさん。
 サニーの手を引いてアパートに戻ってきた幻夜だったが、なぜかアパートの建物が黄色く見えて仕方ないのだった。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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