GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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こんなのGRじゃねえ

 下町の一角に屋台が出ている。
 のれんに達筆で「おでん 燗酒 中条」と書かれたその屋台を銭湯帰りの樊瑞と5歳のサニーが見つけた。
「サニー、ちょっと寄っていくか?」
 そう水を向ければサニーは元気よく「うん!」と返事をして屋台に駆け寄る。
 あまり綺麗とはいえない腰掛には先客がいた。
「あっ、パパだ」
 いつから飲んでいたのか、出来上がったアルベルトがコップ酒を煽っている。サニーを見つけるといつになく優しく微笑んで膝に抱き上げた。
「珍しいなアルベルト、こんな時間から飲んでいるとは」
 樊瑞が横に腰を下ろしてそう言えば、アルベルトは小さく肩をすくめた。
「儂にだって飲みたいときはあるさ…親父、この子になにか見繕ってくれ」
 およそ屋台には似合わないサングラスとパイプの親父は、味のしみこんだ玉子と大根とさつま揚げをサニーに差し出した。
「わぁい、玉子大好き」
「熱いから気をつけて食べるんだぞ。親父、ワシには酒だ」
 サニーが玉子と格闘しているところへのれんが跳ね上げられて新しい客が座った。
「なんだホスト、今日は仕事ではないのか」
 樊瑞がからかい口調で言った相手はヒィッツカラルド。
「どうもこうも風邪気味でね、今日は休むつもりだがなにか温かいものでも食わねば眠れそうもない」
 樊瑞とアルベルトが取り留めのない話をし、ヒィッツカラルドとサニーが他愛ないおしゃべりをする。

 ややあってからまた新しい客がやってきた。
「フフン、予想通りだな」
 レッドはにんまりと笑ってヒィッツカラルドの隣に座った。
「なにを予想したんだ?」
「にぎやかな声がするからおごってくれそうなやつが座っていると予想したのだ。親父、酒と大根だ。それと牛スジ」
「だれがおごるだと?」
 思わず出た声に親父が寛大に笑う。
「はっはっは。最初の一杯は私のおごりにさせてもらおうか」
 コップの冷酒を一気に空け、皿をつつくレッドにヒィッツカラルドが尋ねた。
「貴様、そろそろ警備員のバイトがあるのじゃなかったか?」
「ああ。あんなものは辞めた」
「辞めた?」
「くだらぬ仕事だ。私には向かん」
 そうして牛スジの串を指先で飛ばし、屋台の柱に大きな蛾を串刺しにした。
 いちばんにぎやかな男が加わってワイワイやっているところへ、塾の講師をしている呉学人が通りかかった。
「今夜は盛況ですね」
「やあ呉先生、今塾の帰りかね?ちくわくらいしか残っておらんが寄っていきたまえ」
 親父は気取った言い方で呉学人を自分の横に座らせた。
「パパ、おじさま、残月のおにいちゃまにもおみやげ持っていきたい」
「残月?ああ、あの隣の学生か…」
 樊瑞は快く承諾し、親父に持ち帰りを頼んだ。
「器はこの次に返してもらえばかまわんよ」

 その同じころ。
「じいさま、どの部屋にも灯りが点っておらんのだが…」
 幽鬼の言葉にカワラザキは顔を上げ微笑んだ。
「ふふ、どうせいつもの屋台じゃろ。酔いつぶれておる者もいるじゃろうから、幽鬼、迎えにいってやりなさい」
 実はこいつら、全員が築30年の「アパート激動」の住人だったりする。







 なんだ、この妄想。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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