GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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恋の罠、仕掛けましょ

 任務から戻り、専用機から降りたサニーにエージェントが駆け寄り、何事か耳打ちする。
「なんですって?」
 サニーは美しい眉をかすかにひそめ、任務の概要をまとめた報告書をエージェントに手渡して急ぎ足でその場を離れた。

 残月は咥えていた体温計を見た。
 38.6度…高熱ではあるが先ほどよりは下がっている。
 軽いノックの音に、エージェントが薬でも持ってきたのだろうと入室を促した。
 ドアが開いて入ってきたのは、薬を持ったエージェントとサニー。さすがに今日はいつもの覆面を取り素顔の残月が、額のタオルを取り去りあわてて半身を起こした。
「さ、サニー。任務で出ていたのではなかったか」
「つい先ほど戻りましたの」
 淡々とそう答え、サニーはエージェントの手から薬の乗ったトレイを取った。
「下がりなさい。残月さまのお世話は私がします」
 有無を言わせずエージェントを部屋から出し、トレイをサイドテーブルに置いた。
「聞きましたわ。なんでもエキスパートともみ合って北極海へ落ちられたとか…凍りつかなかったのはさすがに残月さまですけれど、風邪はひかれたのですね」
 冗談めかして言っているが目が笑っていない。
「あきれてものが言えませんわ」
「たいした風邪ではない…解熱の注射が効いてきたのだ。明日には治る」
 しかしサニーの目はしっかりと体温計の数字を捉えていた。
「とても効いているようには見えませんけれど…」
 そうして気分転換に一服つけようとした残月の煙管を奪い取った。
「お、おい」
「風邪をひいていらっしゃる方が煙草なんて!」
 きっとつりあがった眉が徐々に下がり…サニーは情けない表情になった。
「心配いたしましたのよ…到着するなりエージェントからそう聞いて…」
「む…すまぬ。サニーが心配するだろうと思ったゆえ連絡はさせなかったのだがな」
 指先でそっと目をぬぐい、サニーはテーブルに向かった。

「なにかほしいものはございません?」
「そう言えば…ちと喉が乾いたかな」
 サニーは大きめのポットに紅茶を入れ、レモンとハチミツ、それからブランデーを加えて残月に渡した。
「身体が温まりますわよ」
 そうして自分の分にはブランデーを入れず、ティーカップを持ってベッド脇の椅子に腰掛けた。
「うむ、美味いな」
「母が遺してくれたレシピの中にありましたの。風邪によいお茶ですわ」
 紅茶のお代わりを求めながら残月が声をかける。
「ところでサニー、まっすぐこちらへきたのか?もし風邪が伝染ったらどうする?魔王がやかましく怒鳴り込んではこぬだろうな」
 その問いにサニーはにっこり笑う。
「ご心配なく。お風邪と聞いた段階でワクチンを打ってもらってきましたから。本部の医療チームならどんなワクチンでも揃っておりますもの…まあ、北極海でひかれた風邪にはわかりませんけれど」
 皮肉に残月がうなだれた。
「そう言ってくれるな。私としても想定外だったのだ…しかし明日には治さねば。確か来週は…」
「ええ、デートのお約束でした」
 そうしてサニーはティーカップを渡しながら顔を近づけた。
「お茶もよろしいですけど…風邪はだれかに伝染すと治ると申しますわね」
「フフ、サニーに伝染っては大変だが」
 苦笑する残月の目をサニーがしっかと見据える。
「伝染れるものなら伝染ってごらんなさい」
 サニーの唇が残月のそれに重なっていった。
 自分の中の風邪の菌に向かっての言葉だろうが、ルビーの瞳で見つめられてそのような口調で言われると、口付けを受けながら残月は心底サニーを怖いと思うのだった。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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