GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

恋の罠、仕掛けましょ

 朝の光がカーテンを通して樊瑞の目を射る。
 昨夜は一睡もできなかった…いや、正確には「ほとんど」眠れなかった。
 樊瑞はベッドで半身を起こし、鬱陶しいシルクのパジャマを脱ぎ去った。
 任務の最中ならば幾夜眠らずとも平気なのに、今朝はきっと赤い目をしているのだろうと思いながら。

 そもそも眠れなかった原因は昨日の夜。
 掛かっている任務もないため、樊瑞が自室で今日一日の出来事を簡単にまとめ、そろそろ床に入ろうかとしていたときだった。
 小さなノックがあった。
「だれだ」
 こんな時間に訪れるエージェントがいるはずはないと思いながら(夜更けの訪問は樊瑞の機嫌を損ねると知っているから)ドアのほうを見ると、ガウンを羽織ったサニーが枕を抱えて入ってきた。
「おじ…いえ、樊瑞さま。今夜は一緒に寝てもよろしいですか?」
「な…っ!」 
 反射的に立ち上がってしまった。
 いくら先日結婚の約束をしたとはいえ、サニーの急接近に樊瑞は戸惑うことばかりなのだ。
「そ、その格好でここまでやってきたのか?」
 だからつい的外れなことを質問してしまう。
「大丈夫です。だれにも見つかりませんでしたわ」
 そう笑いながらサニーは隣の寝室へと続くドアを見やる。そうして樊瑞の顔と見比べた。
「ダメ、ですの?」
 残念そうな表情で唇を尖らせられると樊瑞はなにも言えなくなってしまう。
「わ、ワシはもう少しだけ片付ける書類があるから、先に寝床に入っていなさい」

 寝室のドアが閉じてから、樊瑞は何度も大きな深呼吸をした。
 意を決し、部屋の明かりを消して寝室へ臨んだ。
 襟が大きめに開いたネグリジェ姿のサニーがベッドに半身を起こして微笑んでいる。ガウンは脇の椅子に引っ掛けられていた。
 いつもは下着だけで寝ている樊瑞だったが、さすがに今夜はそういうわけにもいかずワードローブからシルクのパジャマを引っ張り出してきて着替えた。
「樊瑞さまのベッド、久しぶりですわ」
 幼いころにはよく一緒に寝たが、4歳か5歳ごろにはもう自立のためとサニーはひとり、自室で寝るようになったのだった。
「もう、12年くらいになるか…いや、雷が鳴ったときは一緒に寝たな」
 樊瑞が遠慮がちにベッドに入れば、サニーはすかさず腕を絡めてきた。
「今夜も雷が鳴っていればいい口実ができたのですけれど…」
「む、むぅ…」
「おやすみなさい、樊瑞さま」
 どぎまぎしている樊瑞の頬へ悪戯っぽく口付けし、サニーは樊瑞の腕を抱いたまま目を閉じた。
…サニーは別になにも望んでいはいないのだ。自分の身体が熱いのは着慣れないパジャマのせいだ。単にサニーは自分に甘えたかっただけなのだ…。
 樊瑞は無理にでもそう思い込みたがった。
 そう思い込もうとしているのに、サニーの甘い香りと柔らかな肌のせいで眠るどころではなかった。
…長い夜になる…長い夜に。

*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

Menu

FC2カウンター

プロフィール

まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

最近の記事

フリーエリア

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。