GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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恋に関するいくつかのお話

 足がもつれる…目がかすんできた…。
 サニーは荒い息を吐きながら川岸までやってきていた。
 やけに喉が渇く…たぶん、先ほどの小競り合いでかすめた敵の刃に毒でも塗られていたのだろう。
(私…死ぬのかしら…)
 解毒の魔法を覚えているはずだが、毒のせいで頭に霞がかかったようで呪文すら思い出せない。
(水…)
 傷ついた足が激しく脈打っている。
 サニーは岸の岩に足を取られ…そのまま川に倒れこんだ。

 パチパチと木の爆ぜる音がする。頬に温もりを感じてサニーはゆっくりと目を開けた。
 脇で焚き火が燃え盛っている。
 すっかり陽は落ちていて、闇の中で赤々とした炎が唯一の明かりだった。
 どうやら川の中へ倒れこんだらしくサニーの髪が濡れている。そして驚いたことに下着姿であった。
「あ、あ…」
 かけられていた毛布をあわてて引っつかみ身体にまとう。
 そのときになって初めて、焚き火の向こうにだれかがいることに気づいた。
「怒鬼…さま…?」
 ではこれら一連のことは怒鬼がやったことだろうか。
 怒鬼はサニーが意識を取り戻したとわかると、焚き火を迂回してこちらへやってきた。
「きゃ…!」
 思わずサニーが声を上げたのは、おそらくサニーを助けあげたときに己も濡れたからだろうが、怒鬼が下帯ひとつの姿だったから。

 怒鬼は毛布からはみ出しているサニーの足を軽く持ち上げ、毒の刃がかすめた傷跡を確認する。
「怒鬼さまが…助けてくださったのですか…?」
 怒鬼はサニーのほうを向き軽くうなずいた。
 助けてくれたことには感謝する。しかしなにもこのような格好にする必要があったかと思うと、サニーの心に沸々と怒りが湧き起こってきた。
 瞬間、サニーの手が怒鬼の頬を張っていた。
「どうして…どうしてこんな…デリカシーのない…!」
 怒鬼は反論もせず怒りもしなかった。
 だが素早くサニーの肩をつかみ唇を重ねた。
「…!」
 突然のことになにもできなかった…けれど口の中にやけに苦味のある液体が流れ込んできたことで、口移しにより解毒薬あたりを飲まされたのだとわかる。
「…毒が…感情を歪める…」
 つぶやくような怒鬼の声とともに、先ほどの昂ぶりが徐々に落ち着いていく。いつしか大粒の涙がポロポロとこぼれた。
「ひどい…」
「…案ずるな…なにも…していない…」
 そう言って怒鬼は焚き火で乾いた自分の着物を身に着け始めた。
 サニーは毛布を抱きしめたままつぶやくように言った。
「本部へ…ただ運んでくださればよろしかったのに…恥ずかしい…」
「…口外無用…本部で…他の者に診せたくなかった…」
「えっ…?」
 サニーが聞き返したとき、すでに怒鬼は姿を消していた。
「私…こんな形でなんて、望んだりしない…」
 唇に触れ、怒鬼の唇の感触を思い出しながら、すべては毒のせいで見た悪い夢だと信じたがっていた。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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