GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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恋に関するいくつかのお話

 サニーは自分の両手に余るほどの書類を抱えて歩いていた。
 電子化してしまうのは簡単だが機密が漏れやすいため、現在でも書面での作戦指令書が存在している。
「大変そうですな」
 聞き覚えのある声に振り向けば、羽扇片手に孔明が立っていた。
「魔法はお使いにならないのですかな」
「ときには魔法のほうが面倒くさい場合もございますの…でもこれを運んでくるようにおっしゃったのは孔明さまじゃありませんの」
「私が?」
 孔明は一瞬怪訝そうな表情になる。
「ふむ…どうやらサニー殿は十傑のどなたかにだまされたようですな。私はそのようなことをお願いした覚えはありませんし、十傑の中には児戯の好きな方もおられますからな」
 サニーはあきれたようにため息をつき、持っていた書類を床に落とした。小さくつぶやいた呪文のためにそれらは散らばることなく雲散する。
「どうやら私の姿は化けやすいようですな。それに皆様に嫌われておりますし」
 そう言って高笑いする孔明を、サニーが意外そうにながめた。
「あら、孔明さまでも冗談をおっしゃるのですね」
「私もユーモアは持ち合わせておりますよ」
 普段は冗談にもならぬような冗談を言うくせに…と思いながらも口にはしなかった。

「それにしても…私の偽者にまんまと引っかかったわけですな」
「ええ、本当に口惜しい」
 サニーは腕組みをし、自分をだました相手の顔を思い浮かべようとして、それは無意味だと考えた。
「私をからかいたければ好きになさればいいわ。口惜しいのは、本物と偽者の区別がつかなかった私自身にですもの」
「そういうものですかな」
 孔明は羽扇を口元に当てた。
「私はサニー殿の偽者が現れたら、たぶん許さぬでしょうな…この私を謀ったばかりでなく、サニー殿の容貌を真似るなどと」
 そうして口が滑ったというように視線をそらした。
「あら、もしかしてそれも孔明さまのユーモアですの?そんなことをおっしゃると私、喜んでしまいますわよ?」
 少し悪戯っぽく笑うサニーの顔が、孔明はいちばん好きだった。策を弄する魔女の表情を思わせるから。
 しかしそんなことはおくびにも出さない。
「もしや…それはサニー殿のご冗談ですかな?」
「本当のことですの。だから孔明さまの姿で私をだました方が許せないのは、私の心を見透かされたような気がするからですわ」
「心を?」
「だって好きな人の姿で現れるなんて失礼ですわ…そうでしょう?」
 この言葉に、さすがの孔明も羽扇を取り落とした。
 気を取り直し、自分が少し照れていることを認めず羽扇を拾う。
「やれやれ…サニー殿も存外、ご冗談がお好きですな」
「ユーモアですわ…でも本気ですわよ」
 真剣な目で見つめられ、追い詰められたような気分の孔明は、降参してサニーのことが好きだと言わざるを得なかった。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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