GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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毒吐きサニーちゃん 最終章

 一同がやってきた気配を感じ取らぬ十常寺ではなかった。
「さてさて、御一同が我に何用か」
「十常寺よ、サニーがこなかったか?」
 樊瑞の問いに軽く首を傾げてから十常寺はきっぱりと言い切った。
「本日衝撃小姐、未だ見えず。先日来の風邪は良く也しや」
「風邪?サニーちゃんは風邪を引いていたのかい?」
 初めて聞いた事実に一同が顔を見合わせる。
「先日、一同皆任務中につき留守の際、小姐風邪にて我が調合せし薬飲まさん」
 十常寺の調合に間違いはないだろうが、念のためにとアルベルトが申し出た。
「十常寺よ、よければその薬に使った材料を教えてもらえんだろうか」
 もしかしたらその材料の中に原因が隠されているかもしれない…一同は固唾を呑んで十常寺の調合室へ足を踏み入れた。
 サニーが飲んだという風邪の薬は、まだ大鍋の中に残されていた。
 お世辞にも美味しそうとはいえない液体に向かって十常寺が何事かつぶやくと、液体は水といくつかの薬の材料に戻った。
「蝙蝠の翼に香辛料、薬草がいくつか…やれやれ、傍から見たらゲテモノ以外の何物でもないな」
 うんざりしたようにヒィッツカラルドが言うのを、残月は黙ってうなずいた。
「おや、これはなんじゃろう?」
 カワラザキが取り上げたのは半月形の薄っぺらな板状のもの。
「白虎の爪也…しかしこちらは人のもの也」
 十常寺はそれを取り上げためつすがめつしてからおもむろに言った。
「爪、レッド捕獲せしものより得たり。さすればこの爪はレッドのもの也」
「ということはつまり…」
 カワラザキが導き出した結論とは、虎の爪の中にレッドの爪が混じってしまったらしい。薬に調合される際、当然といえば当然だがレッドの「爪の垢」が薬に混じり、それを飲んだサニーがああなった…。
「やはり騒ぎの大元はあいつかー!」

 翌日、薬の効き目が切れたサニーと十常寺は孔明に呼び出された。
 いまだにショックから立ち直れないでいるやつや、妙なトラウマを抱えてしまったやつがいるので孔明としても少々困ってしまったのだ。
「…まったく…お二方のせいで任務に支障をきたしてしまったではありませんか」
 ふたりともしゅんとする以外ない。
「まあ、そもそもは悪気があってこうなったのではありませんから不問に付しますが、十常寺殿、これからはくれぐれも気をつけてください」
「面目なし」
 十常寺と一緒にうなだれていたサニーが、やおら顔を上げるとにいっと笑って孔明に指を突きつけた。
「この、能無し策士が!」

 今度は孔明が1週間、落ち込んで仕事にならなかった。
 

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Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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