GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

だいじな約束

それは6年も前のこと。
BF団本部の中庭で、サニーと大作は仲良くブランコに乗っていた。
「明日はバレンタインなんだって」
なんとはなしに小耳に挟んだ言葉を大作が発した。
「知ってるわ。サニーはもうパパにカードを送ったもの」
楽しそうにブランコをこぐサニーに大作は尋ねた。
「ねえ、チョコは?」
「チョコ? チョコってなあに?」
日本人でないサニーには、バレンタインにチョコを送るということが理解できない。ましてや十傑集にレッドや怒鬼がいたとしても、バレンタインなどとは無縁の人間が知るはずもない。
「あのね、日本じゃバレンタインには女の子が好きな男の子にチョコをあげるんだって。お父さんが言ってた」
日本人である草間博士は大作にそう説明したようだ。
「そうなの?」
サニーは無邪気に言葉を続ける。
「じゃあサニーが初めて作るチョコは大作くんにあげる」
少し心配そうだった大作も笑顔で応えた。
「じゃあボクは初めてもらうチョコはサニーからのチョコに決めた」
そしてその約束は果たされぬまま、ふたりは離れ離れになった。

サニーは成長し、火を使うことを許されキッチンに入ることを許されるようになった。
今年こそあの約束を果たすときがきたと、丁寧に丁寧に、おいしくできますようにと願いを込めながらチョコを作り上げた。
大作に似合うようにと綺麗にラッピングされた緑色の箱を大事に持ち、サニーはセルバンテスの執務室を訪ねた。
「おやサニーちゃん、私になにか用かな?」
「セルバンテスのおじさま、サニーにGR2を貸して欲しいのです」

同じころ、国際警察機構の北京支部ではぼんやりとロボを見ている大作に銀鈴が声をかけていた。
「大作くん」
「あ、銀鈴さん」
銀鈴は笑いながら大作に小さな箱を差し出す。
「チョコよ。今日はバレンタインでしょ」
大作は手を出しかけたが、幼いころの約束を思い出し手を引っ込めた。
「ごめんなさい…ボク、受け取れません…」
そうして銀鈴にサニーとのことを話した。
銀鈴はやはり微笑んであっさりと引き下がった。
「本当に、すみません」
何度も頭を下げる大作をその場に残し、銀鈴が立ち去る。
そこへタイミングよく鉄牛がやってきた。
「お、銀鈴、それなんだ?」
「チョコよ。大作くんにふられたの」
大作にふられたというのも気に入らないが、鉄牛としてはそのチョコの行方も気になる。
「な、なあ、そのチョコな…」
「そうねえ、長官か呉先生にあげるわ」
ふたりの姿が消えてから、ロボがなにかに反応し顔を上げた。
「ロボ、どうしたんだ?」
問いかけた大作はロボの視線の先を見る。そこには
「BF団のロボットだ!」
しかし大作がロボに命令しようとするより先、懐かしい声が聞こえてきた。
「大作くーん!」

夕陽の照り返しがまぶしい丘の上に並んで座り、サニーは自分が一生懸命作ったチョコを大作に差し出した。
「約束どおり、サニーの初めてのチョコよ」
箱を受け取りながら大作は少し照れくさそうに微笑む。
「ボクも…初めてもらうチョコだ」
大作は丁寧に包装を解き、まあるいチョコのひとつをサニーに渡し、自分も口に放り込んだ。
そんなふたりをGR2の上からながめていたセルバンテスが苦笑する。
「やれやれ。アルベルトが知ったらどんな顔をするかな」

*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

Menu

FC2カウンター

プロフィール

まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

最近の記事

フリーエリア

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。