GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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中条と戴宗 その2

爆撃でも起きたのかと思われる大音響で戴宗は目を覚ました。
いや、本当に彼らのスラムは爆撃を受けていた。
見たこともない機械が建物を破壊していく…戴宗が真っ先に考えたのはほかの少年たちのことだった。
「みんな…怪我なんかしてねェだろうな!」
あわてて外へ飛び出すが子供たちの姿はない。
代わりに、中条がそこに立っていた。
「戴宗君、無事だったか」
「アンタ…中条、さん…」
中条がそこにいること自体驚きだったが、戴宗は気を取り直して尋ねた。
「アレ…なんなんだ。みんな、どこいったんだ。まさか…!」
全員が殺されたという言葉をやっとのことで飲み込む。
それを気取ったように中条は優しく説明した。
「あれがBF団だよ。そしてここにいた子供たちは、すでに全員避難させた。心配することはないよ」
そして空を仰ぎBF団のロボットを見つめた。

「…あれは君のためにここへきたのだよ」
「俺のために?」
中条は爆撃など気にも留めないようにパイプに火をつけた。
「そう…我々が君の力を求めるように、君を脅威と考える輩もいるということだよ。そしてそれを排除するためには、どんな方法も厭わない…そういうことだ」
そして戴宗に向かって手を差し出した。
「私ときてくれるかね?」
今まで大人を信用しなかった戴宗にとって中条は違って見えた。
この男は信頼に値する人物で、自分の能力を認めてくれる人だ、と。
おずおずと戴宗が手を出し、中条の手に触れようとした瞬間、頭上から衝撃が見舞った。
戴宗は反撃することもできなかったが、一瞬早く中条が戴宗を抱えて横っ飛びに避けた。
黒いスーツの袖が破け、鮮血が戴宗の顔に飛ぶ。
「血…!」
「たいしたことはないよ」
中条は笑ってみせる。
戴宗は中条の下から抜け出すと、空に向かって自分の…大人たちが恐れた能力である衝撃波を放とうとした。その手を中条がつかむ。
「使ってはいけないよ…君はまだその力をコントロールできていないんだろう?」
確かにそうだが一矢報いなければ気がすまない。
「今は退くんだ。いずれ必ず彼らと対等に戦える日がくる」
中条の説得に戴宗は空に向かって突き出した拳を下げた。
「俺…俺を連れてってください。俺、あなたと一緒に戦いたいです。こんな…こんなひどいことをするやつら、許せない…」
昨日の生意気さはすでに消え、中条への素直な言葉が出た。
中条は立ち上がりスーツの埃を払うと、戴宗の頭に手を軽く置き歩き出した。
ふたりの前に影が差す。
「久しぶりだな、中条」
部下を従えた男が立っていた…。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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