GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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ハッピーバースディ

アルベルトは珍しくBF団本部ではなく、自分の邸宅がある英国のほうへ戻っていた。
「アルベルト様、カードが届いております」
イワンが恭しく差し出したそれは、樊瑞のところにいるサニーからのもの。可愛らしい字で「Happybirthday」とあり似顔絵のつもりか、アルベルトらしき人物がデフォルメされて描かれている。
アルベルトはカードを横目でちらりと見、無造作に机の引き出しにしまい込んだ。
スッと影が差す。訝る間もなくイワンが声を上げた。
「あ、アルベルト様、外に…外にロボが!」
イワンの指差した方向、窓の外にジャイアントロボが浮かんでいた。
衝撃波で叩き落そうとした瞬間、伸びてきたロボの指が窓ガラスを一枚割り、その隙間からロボの片手に乗っていた戴宗が乗り込んできた。
「戴宗、貴様!」
アルベルトは思わず戴宗へ指先を向ける。
「まあまあ、そういきり立つなよ、おっさん」
戴宗は振り向いて大作に合図した。
「戴宗さーん、ここでよかったんですね」
「おう、ご苦労だったな大作。悪ィけど先に戻っててくれや」
大作はにっこり笑ってアルベルトにも手を振った。
「戴宗さんのお友達のおじさん、お誕生日おめでとうございます! それじゃあボクはこれで!」
呆気にとられるアルベルトとイワンを尻目に、大作はロボとともに引き返していった。
当然、アルベルトの怒りは戴宗へ向けられる。
「…戴宗…貴様、いったいなんのつもりだ…」
「いやぁ、今日がおっさんの誕生日だったって思い出してな、大作に送ってもらった」
何事もなかったかのように戴宗は箱を取り出す。

「ほれプレゼント。時間がなくてそこらで買ってきたもんで悪ィが」
正々堂々と乗り込んでこられると、なぜかアルベルトは弱い。
「イワン、窓を修理しろ。それからこのバカに茶を出してやれ」
イワンがキッチンへ下がってから、アルベルトは箱の包装を解いた。
「おい…なんだこれは?」
「温泉の素だ」
いったいどこのギフトショップで買ってきたのか、まるで歳暮か中元のようなプレゼントにさすがのアルベルトも戸惑う。
「つまり…自宅のバスタブがスパになるというわけか」
「そうそう。おっさんもそろそろ神経痛とか出るころだろうから」
からかわれているのだろうがアルベルトは表情を変えない。
「せっかくだ。もらっておく」
「いやーははは。喜んでもらえたようでよかったぜ。いざとなったら俺にリボンつけてこなきゃなんねェかと思ったけどよ」
戴宗にしてみれば冗談のつもりだったが、アルベルトの目が一瞬光った。
「…よかろう、それももらうとしよう」

数分後、ふたりは中庭に面したバルコニーに出された、ヴィクトリア風のバスタブに入っていた。
「…なんで、こうなるんだ…」
不機嫌そうな戴宗の向かい側にもたれたアルベルトが葉巻を取り出す。
「貴様のプレゼントを一度に味わおうと思っただけだ」
「かまわねェけどよ…その…この風呂は狭ェんだよ…」
「なにか不都合でもあるか」
戴宗の顔が赤くなっていく。
「…当たってんだよ…おっさんの」
アルベルトは不敵な笑いを浮かべたままだった。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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