GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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Present

クリスマスの当日、幽鬼の元へ小さな荷物が届けられた。
任務で別の地にいるカワラザキから送られたものだ。
『サニーのプレゼントと一緒にお前にもプレゼントを贈っておいた。気に入ってもらえるといいのだがな』
いつまで経っても子供扱いだ…幽鬼は苦笑して荷物の包みをほどいた。
一瞬、その苦笑が凍りつく。
ごく普通の包装紙の中、可愛らしい箱の中身は愛らしい天使のマスコットだった。
「…じいさま、これを俺に気に入れと?」
問い合わせてみるにしても、任務中となればいっさいの連絡は絶たれているはずだし、プレゼントのことなどでわざわざ連絡を入れるのも気恥ずかしい。
やがて幽鬼は、プレゼントの届け間違いが起こったのだと気づいた。
自分へのプレゼントはどうでもいいが、自分宛のプレゼントが届かなかったサニーはきっとがっかりするだろう。
幽鬼は天使のマスコットをこっそりとサニーの部屋へ置いてくることにした。
マスコットをポケットに入れ、大回廊を曲がったところで孔明に出会う。
「これは幽鬼殿、ちょうどよかった。あなたにお願いしたいことがあるのです。すぐにレッド殿のところへ飛び、エメラルドの入ったアタッシュケースを取ってきていただきたい。どうやら国際警察機構と一悶着あったようなのです」
「孔明、少し時間を…」
「いいえ待てませぬ。さあ、早く」
一度言い出したらこの男は聞かない。
サニーの部屋へ寄り道する時間だってくれはしないだろう。
そうとなれば厄介で簡単な任務をさっさと終え、サニーに届けてやるしかない。
幽鬼はあきらめてレッドのいるアメリカへと飛んだ。

たどり着いたエメラルド鉱山では、確かに孔明の言うとおり銃撃戦の真っ最中である。
「おっ幽鬼、貴様がきたのか」
「レッド、早くエメラルドをよこせ。俺は急いでいるのだ」
レッドは小さく肩をすくめ、アタッシュケースを放ってよこした。
「ちゃんと届けてくれよ」
国際警察機構を無視して幽鬼は鉱山から出ようとする。
そこへだれかが立ちはだかった。
「待ちなさい! そのアタッシュケースは渡さない」
銀鈴が銃を構えて立っている。
幽鬼は小さく舌打ちして迂回しようとするが、銀鈴の銃弾が脇をかすめた。
「ええい、うっとうしい」
口笛で幻惑の蝶を召還し、銀鈴にまとわりつかせる。
「な、なにこの蝶は」
蝶の撒き散らす鱗粉でそのうち銀鈴は眠りに陥るだろう。
銀鈴を横目に幽鬼が退散しようとしたとき、不意にレッドが現われた。
「おおさすがは暮れなずむ幽鬼、見事に国警を捕らえたか。俺が止めをさそう」
レッドは不敵な笑いを浮かべくないを構える。
それを幽鬼がさえぎった。
「よせ…もうあの女は眠る。無抵抗の人間に無駄な殺生をするな」
幽鬼の言葉をレッドは鼻で笑った。
「フン、じいさまの受け売りか。それともフェミニストとやらの性分か」
そう言いながらもレッドはそれ以上銀鈴に手を出さず、次の任務をこなすために姿を消した。
幽鬼はすっかり眠り込んでしまった銀鈴に近づくと、ポケットのマスコットを思い出してその手に乗せてやり立ち去った。
エメラルドを孔明に届けたら、その足でサニーへの新しいプレゼントを買いに行こうと考えながら。

ちなみにサニーへ間違って届いた幽鬼へのプレゼントは皮手袋だった。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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