GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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BEHIND THE MASK

 新しく用意されたマスクの残月を見た樊瑞は小さくため息を漏らした。
「悪くはないが…いろいろと損なわれた部分もあるな」
 月の色を思わせる銀髪や透き通るような肌の色が覆われてしまったのが残念らしい。
 もっとも残月自身はそれらを見たくないがために、好んでこのマスクを選んだのだが。
 樊瑞と同じく、その姿の残月を見下ろしていたカワラザキがちらと樊瑞を見やる。
「珍しいの。お主がそんな台詞を吐くなど…そんなにあの男が気に入ったか」
「フフ…ワシも見所のある者を育ててみたくなる…そういうこともあるということだ。じいさまのようにな」
 どうやら幽鬼のことを言っているらしい。
 カワラザキは苦笑しながら言い返した。
「フム、幽鬼とは少し違うタイプのようじゃが…なかなか楽しみな人材じゃな」
 そのふたりのあいだに白い羽扇が差し入れられる。
「おふたりとも、ご自分の立場を忘れていただいては困ります」
 振り向けばそこに孔明が立っていた。
「彼はまだ十傑集ではなく、エージェントの一員…あまりあなた方が肩入れされてはほかの者に示しがつきませんよ。特にカワラザキ殿は二度目ですし」
 あてつけがましいその言葉に、カワラザキは黙っていたが樊瑞は厳しい目を向けた。
「策士よ、その言葉、じいさまを貶めかねぬとわかっておろうな」
 怒気を含んだ声に孔明は小さく肩をすくめる。
「くれぐれも自重くださいませ…自惚れさせてはなりませんぞ」

 与えられた任務の完了を報告し、大回廊を歩いていた残月の前にゆらりと現れた影…それは幽鬼だった。
「白昼の、と名を与えられたのは貴様か」
 残月にとって幽鬼は上司でもあり年上でもある。しかし臆することはなかった。
「いかにも…十傑集に名を知られるとは光栄だな」
 幽鬼の周囲に羽虫が飛び始める。
「じいさまはいずれ貴様が十傑になると思っている。貴様が…じいさまの期待を裏切ったり、じいさまの名を貶めるようなことがあれば、俺が許さん…」
 どうやらこれは幽鬼なりの脅しらしい。だが残月はその裏を読んだ。
「もしや…それは嫉妬、という類のものではあるまいな?」
 一瞬、幽鬼の頬が赤くなった。
 幽鬼が残月には虫を向かわせようとするより先、残月が幽鬼の両肩を捕まえる。
 そのまま幽鬼の頬に唇を寄せ、優しく口付けた。
「な…!」
 残月の手に幽鬼の硬直が伝わってくる。
 真っ赤に染まった耳にささやいた。
「安心せよ。期待を裏切ったりはせぬ」
 あまりのことにその場へ崩れ落ちる幽鬼をそのままに、残月は歩き去った。
 幽鬼は急ぎ気を取り直して立ち上がり残月を追おうとしたが、それがかえって自分の嫉妬と認めてしまいそうな気になってやめた。
「覚えておくぞ、その言葉」

 同じく任務を終えて戻ってきたセルバンテスは、噂にだけ聞いている件の男を見ようと懸命だった。
「アルベルトは彼にもうあったのかい?」
「興味などない」
 そう言って葉巻の煙を吐き出すアルベルトとは対称的にセルバンテスは小さな笑い声を漏らした。
「楽しみなんだよねえ…銀髪の青年なんて、さ」

*Comment

お礼 

>27日午前2時の方
 幽鬼はなんとなくこっち方面に関しては完全に晩生だと思いますよ。ちなみに衝撃の関心は戴宗にしか向けられていないので(マイ設定)白昼に関心があるかどうか…もしあるとしたら盟友を通してではないでしょうかね。拍手コメありがとうございました。
  • posted by 姜ママ 
  • URL 
  • 2008.07/30 23:52分 
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ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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