GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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アルベルト、戴宗、もしくはセルバンテス

作戦が失敗する原因を作った部下を処罰し、アルベルトは本部へ戻ってきた。
彼が最初に目にしたのは、もっとも会いたくない男、セルバンテスだった。
「いやあ、お帰りアルベルトくん。今回は残念だったねえ」
大仰に両手を広げ、アルベルトを抱擁せんばかりに出迎える。
「フン、機会などいくらでもある」
そう嘯いてセルバンテスの脇を抜けたが、自分でも少しは気になるのかすれ違い様尋ねた。
「皆、笑っているのか」
セルバンテスは少し肩をすくめ、アルベルトと並んで歩き始める。
「みんな他人のことには関心がないからねえ。孔明がちょっと渋い顔をしてたくらいかな」
それからアルベルトの顔をのぞきこんできた。
「九大天王とやったんだって? とどめを刺さなかったなんて君らしくないねえ」

「殺ろうと思えばいつでも殺れる」
アルベルトはいつものように葉巻を取り出して咥えた。
「殺すには惜しい気もするがな」
「おやおや」
セルバンテスがまた肩をすくめおどけてみせる。
「衝撃のアルベルトともあろう者が敵を認めるとはね。君の姿を見るに引き分けたというわけでもなさそうだが…どういう心境の変化だい? それともお相手がよほどの美人で心奪われたか…いや、九大天王に女性はいなかったか」
いつもなら饒舌なセルバンテスを鬱陶しがるアルベルトが、今日は珍しく立ち止まり声を上げて笑った。
これにはセルバンテスのほうが面食らった。
「心奪われた、か。セルバンテス、まさにそういうことなのかもしれん」
「どういうことだいアルベルト」
アルベルトがニヤリと笑う。
「やつはいい顔をしていたな。あの挑むような目といい…ああいうのを屈服させ躾けてみるのも一興だ」
「九大天王をBF団に迎え入れようと言うのかい」
およそ想像もつかないことを言うセルバンテスに、アルベルトは首を振る。
「バカな。BF団だとか国警だとかは関係ない。儂は個人的にやつが気に入ったのだ…そう、貴様が言うように我が物にしたいほどな」
セルバンテスはようやくアルベルトの本意を知り苦笑した。
この男が目をつけたとあってはもう逃げられないだろう。アメとムチを使い分け、その心まで己が手にしなければ気がすまないのだから。
それがどんな相手なのか好奇心をそそられて、セルバンテスは申し出る。
「ねえアルベルト、君を虜にして、君の虜になる彼を、ぜひ今度紹介して欲しいものだね」
「いずれ、な」
そう言って去っていくアルベルトの後姿を、セルバンテスはそこで立ち止まって見送った。
やはり肩を小さくすくめながら。

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Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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