GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

Archive [2014年09月 ] 記事一覧

スポンサーサイト

まちぶせ

 今日の報告書を部下に命じず、軽い運動がてら自ら樊瑞の執務室へ届けて、回廊を歩きながら角を曲がったカワラザキは、足を止めて何度目かのため息をついた。「小僧、いい加減かくれんぼは終わりだ」 振り向きもせずにそう言うと、カワラザキの前にレッドが躍り出た。「フン、気づいていたか」「忍びのくせに殺気を発しながら、人の後をつけておいてなにを言うか」 この言葉にはレッドのほうが驚いた。 忍びの里から依頼され、...

たそがれ

 秋の午後。 心地よい風が水面を撫でていく中、カワラザキは湖畔で釣り糸を垂れている。 かれこれけっこうな時間になるはずだが、折りたたみ椅子の脇に置いた魚籠には、まだ一匹の魚も入っていない。 微動だにしないので、釣竿をそのままに眠ってしまっているのかと思えた。 そのカワラザキの背後に、音もなく近づいてきた者があった。 気配すら消していたというのに、カワラザキは湖面を見つめたままで釣竿を上げる。「やれ...

やさしい悪魔

「どうしたんだい?ずいぶんと渋い顔だね」 任務の帰りだというくせに、上等の紅茶が届いたからとセルバンテスがカワラザキの部屋を訪れた。「眩惑か…」 紅茶を受け取ったときには一瞬相好を崩したが、また難しい顔になる。「幽鬼が任務に出かけていて、ちと困っていたところだ」「なるほど…お茶くらいなら私でも入れられるが、幽鬼くんでなければダメなことかね?私にできることなら力になるよ」 カワラザキはセルバンテスを見...

秋の気配

 基本的にすべての書類は一度カワラザキのところへ送られ、その中で樊瑞が処理すべきと判断されたものは樊瑞に回されて、それ以外、もしくはカワラザキが自分で処理すべきと思ったものは残される。 朝一番に回ってきた書類に目を通し、てきぱきと…作戦や任務に関するものはすべて樊瑞行となるからたいした時間はかからない。カワラザキが処理するのはもっぱら組織内や人事に関することが多かった。 書類を何件か残し、ほとんど...

逆回転

「それでは旦那さま、お言葉に甘えまして…」 うやうやしく挨拶する夫人も、その後ろに控えている四人のメイドも、いつになくおめかしをしている。 というのも、日ごろの働きぶりを労おうと、カワラザキと執事で話し合ってメイドたちに休暇を与えることにした。 今から出かけて、オペラを観劇し、名勝を観光し、夕食を楽しんで帰ってくることになっている。 カワラザキと執事のふたりだけにしてしまうことを、夫人は最初不安が...

ぺてん師

「…まったく、なんてところへ引きこもってるのやら」 少し急な山道を登りながら、その人はひと息ついて悪態をつく。 見慣れぬ客人の来訪に、山道の途中に仕込んであった鳥に似せた監視用のロボットが警戒の音を出す。 通常の人間には聞こえるはずのないその音に気づいた人物は、梢を見上げロボットに向かって笑いかけた。「私だよ、わ・た・し」 モニターの向こうで監視をしていた人間は、ようやくその人物がだれなのかわかっ...

Fin

 イタリアの小さな町にあるカフェでは、恋する男女がテーブルをはさんで談笑の真っ最中。 ただそのうちのひとつのテーブルでは、今夜のお楽しみもそっちのけのように神妙な顔の男女がいた。 男は野暮ったいメガネをかけ、女は驚くほどの厚化粧だ。 変装…と呼ぶには稚拙に思えるのは、いかにもというような風体にするより人の中に混じりやすいことが目的だからだろう。 変装しなければならない理由、それはふたりが逃亡者だか...

Menu

FC2カウンター

プロフィール

まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

最近の記事

フリーエリア

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。