GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

Archive [2013年02月 ] 記事一覧

スポンサーサイト

港にて

 まぶたがやけに熱い。 鼻を不快な匂いがつく。 止めに耳をつんざくような汽笛の音に、セルバンテスはがばと跳ね起きた。 その瞬間、腕と腿のあたりに痛みを感じる。「あ、起きたんだ」 声のほうへ目をやれば、浅黒い肌と艶やかな黒髪を持った娘が現れた。「ここ…は…」 自分が寝ているベッド脇の大きく開かれた窓の外には、海が広がっている…停泊している貨物船から見てどこかの港のようだ。「びっくりしたよお。だってあん...

男と女

 彼女は意識の混濁する彼を抱きしめ、すぐに思い出して本部への直通を取った。 数分も経たないうちに医療班が彼を奥の寝室へ運んで手当を始め、別の工作隊が彼がこの家へやってきた痕跡を消しにかかる。 彼の命を案じるしかない彼女の前に、本部にいたころ何度か見かけた男が現れた。「…樊瑞さま…」「激動がここへたどりついたと聞いてきた」 樊瑞は彼女をそのままに寝室へいき、一時間も過ぎたころ医療班を伴って出てきた。「...

或るをとこ

 彼女は厳格な名家の生まれだった。 幼いころから時代遅れな行儀作法を躾けられてきたが、成人して世間を見られるようになると、貧窮していながらも格式ばかり気にする両親に嫌気がさし、好いた青年もできたとあって家を飛び出した。 やがて青年に捨てられ、今さら家に帰ることもできぬまま偶然知った「理想の世界を作る」組織に身を投じた。 そこが所謂「悪の側」である組織であり、多数の人間がなんらかの不思議な能力を持っ...

jealousy?

 幽鬼が任務から戻ってきた。 少々厄介な仕事は肉体だけでなく精神をも疲れさせることがある。 とりあえずゆっくり休ませてほしいと思いながら、飛空艇のハッチを開けるのを一瞬ためらった。 セルバンテスが任務や表の仕事で留守にしていてくれたらいいのだが…と思う。 もしも本部に滞在していたら、退屈しのぎとばかりに帰ってきた幽鬼にまとわりついて、セクハラまがいの悪戯を仕掛けてくるに決まっているから。 それでも...

Dear my little girl

 母親は腕の時計を確かめながら、少女を急かした。「ほら、急いで。ママはもう出かけなくちゃならないんだから」「だって私が今日、学校お休みってことは前に言ったじゃない。ママが忘れたから…」「ええ、ええ、わかってるわ。でもママに急なお仕事が入ったってことも忘れないで」 勉強道具とお気に入りの本を入れたカバンを持った少女は、母親と一緒に玄関を出た。「あなたのことはお隣のお兄さんにお願いしてあるから。お昼は...

続・或るをんな

 久しぶりに本部へ戻ってきた彼は、あの女の姿がないことに気づいた。「おい、あれはどうした」 直属の部下であるエージェントは、少し困った表情で報告する。「カワラザキさまがお留守のあいだに精製プラントで事故がありまして…あの女はそれに巻き込まれました」「死んだのか」「いえ、生きております。ただその事故で神経を傷つけまして、足が少々不自由に。日常生活に支障はありませんがここで作業を続けるには困難かと」 ...

或るをんな

 組織は若く、彼も若かった。 中心人物であるBFは組織の核となってまとめ上げることに執心し、樊瑞はまだ若輩で十分な力を蓄えていない。 したがって彼と十常侍が世界各国を飛び回ることとなっている。 数か月ぶりに戻ってきた本部は、以前よりも目覚ましい進化を遂げていた。「ずいぶんと…変わったな」「BFからのご命令です。ここがカワラザキさまや十常侍さまのお戻りになる場所なのだから、できるだけ快適であるようにと」...

Menu

FC2カウンター

プロフィール

まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

最近の記事

フリーエリア

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。